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ソウル市、29カ所の水素燃料電池発電所を配備して電力危機と戦う

韓国の首都ソウル市は市民に十分な電力を供給するために果敢に困難に取り組む姿勢を見せています。2011年9月韓国は停電にみまわれ数百万人に影響を及ぼしたうえにエネルギー情勢の職に就く大臣の辞任にまで至る結果となりました。同様の事故が再度発生する可能性を減らすために、ソウル市は今後2年間の内に水素を基にした燃料電池発電所29カ所を建設することを決定しました。

Hydrogen fuel cell power plant in seoul

この取り組みによってエネルギー需要に対する補填が可能になり、災害時には緊急のエネルギー供給を実行できます。水素燃料電池は電気化学反応によって電気をつくります。このため電力供給にはよどみがなく、発電過程では二酸化炭素や騒音を出しません。現時点では、交通や家庭用そして発電に水素燃料電池を使用しています。

この計画を始動するために、ソウル市行政は電気会社や個人企業からの投資を募るために働きかけると発表しました。この資金は次の2年間の内に発電所内の燃料電池102個を作るためにも使用します。計画通りに進めば燃料電池の発電量は2014年までに230メガワットにのぼりソウル市の40万家庭に必要電力を供給するようになります。

水素電力発電所はソウル市内広域に散在させ、給水設備や地下鉄に影響を及ぼす、将来起こりうる電源喪失や停電に対抗します。

韓国は徐々に燃料電池やその他再生可能エネルギーに目を向けて無公害エネルギーの世界に足跡を刻もうとしています。2011年には、世界最大と認められた燃料電池発電所がテグ市に誕生しました。この11.2メガワットの施設はテグ市の公益事業に電力を供給すると同時に副産物として発した熱を下水処理場で利用しています。

Via: Yonhapnews

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