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水力で駆動する電気機器

再生可能なエネルギー源といえば、風力や太陽光、波力などを思い浮かびます。水力も広く使われていますが、今日のような水不足の時代には水力発電は不可能です。しかしそれでもメーカーは水で駆動する小さな機器の設計をあきらめてはいません。使用される水の量はそれほど多くなく、機能面でも電気で駆動するもにひけをとりません。

 

エコ・エレクトリック(Eco Electric)

水の消費量をモニタリングする機器はマーケットにあふれていますが、それらの大半は電動です。この「エコ・エレクトリック」を使えば、従来の電力を使わずにどれだけの水を消費しているのかを知ることができます。さらに、この便利で小さな機器は従来の電源を一切使わず、家庭の廃水を使って電力を自給します。内部に組み込まれたタービンを使い、廃水をある程度まで濾過します。そしてその水は機器駆動のための電力発電に使われます。この機器のソフトウエアや機能はアップグレードが可能です。

 

環境に優しい生活に「エコライツ(EcoLights)」

競技用プールには強力な電力の照明が必要なので、電気代も嵩みます。この「エコライツ」の内部にはタービンが組み込まれており、そのタービンで発電してLEDライトを点灯させます。水の流れを利用して発電する、非常に環境に優しいプール照明システムです。

 

水で駆動するバスルーム・ラジオ「H2O」

水力を使うバスルーム・ラジオ「H2O」を使えば、通常の電気や電池を使わずにバスタイムに音楽を楽しむことができます。水の流れを利用し、小さなタービンが発電を行います。使い方は簡単で、ただこのシステムをシャワーユニットに取り付けるだけです。水圧によりタービンが発電し、その電力は内部の充電池に充電されてラジオを駆動させます。

 

環境に優しい水駆動の時計

単三電池で動く時計を、この「Bedol Wall Wave」に取り替えましょう。この斬新な時計には電極が取り付けられており、水に触れることで化合粒子からエネルギーを得ます。 内部に水を満たして使い、6ヶ月ごとに水を入れ替えます。内部のメモリーチップが記憶するので、水を入れ替える際にも時間が狂う心配はありません。

 

キャンプ用のデュアル・モード・タービン「HydroWind」

今まで使われてきた資源が限られていることを考えると、再生可能エネルギーの利用は非常に重要です。しかしそれは安定した電力供給が保証されているという前提が必要です。環境に優しいエネルギーは、化石燃料で発電された電力に比べ電荷密度が劣るので、2種類以上のソースを組み合わせることが必要です。この「HydroWind」は、風力と水力を使い、最高12ボルトの水力電気を発電します。発電量は少ないですが、LEDライトや小さな電気機器に利用が可能です。

 

水で駆動するシャワー・ライトが照らす、あなたのシャワータイム

Sylvaniaがデザインした「ECOlight」は、水で動くLEDのシャワーヘッドです。小さな水タービンで発電し、ライトを点灯させます。水圧が大きくなるほど光量も増えます。このライトには温度センサーも備え付けられており、シャワーの水温が華氏78度(摂氏約25度)に下がるとライトは青く、華氏105.8度(摂氏約41度)に上がると赤く点灯します。

 

洗車と同時に電気自動車の充電を行う「POWA」

電気自動車の走行には、かなりの量の電気が必要です。洗車しながらバッテリーの充電ができたらどうでしょうか?デザイナーのGregoire Vandenbusschが、「POWA Water Generator」という名前の機器を設計しました。この機器を洗車用ホースの間に置き、流れる水を使ってタービンを動かして発電します。発電された電気は直接バッテリーに充電されます。このアイディアの唯一の難点は、充電ができる一方で大量の水を使ってしまうということです。

 

水で動く電卓

大半の電気機器は電力やバッテリーで動きます。バッテリーの場合、頻繁に交換しなければいけないという面倒があります。そこでこの水力駆動電卓の登場です。内部が水で満たされると、およそ1ヶ月間駆動します。

 

携帯を充電する水力ミニ・タービン

Jin Woohanがデザインしたこの「Mini Hydro Turbine」は、携帯電話や小さな電気機器の充電器です。コンセントにつないで使ったり、バッテリーの充電にも使えます。このシステムを蛇口に取り付けるだけで魔法のように電源を得ることができるのです。

 

水道管の水漏れをチェックする自己駆動の自立型ロボット

Kaunsthochschule Berlin社が水道管の水漏れをチェックする自己駆動の自立型ロボットを開発しました。このロボットを使えば、水道管の水漏れにより大量の水が無駄になるのを事前に防ぐことができるでしょう。「TubeBot」と名付けられたこの機器は、超音波でパイプシステムをチェックし、そのデータをセンターに送ります。そしてそのデータにより水漏れが発生している正確な場所を知り、修理を行うことができます。

 

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