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サハラフォレストプロジェクトとは

中東地域は砂漠に囲まれているにも関わらず多くの都市開発が進んでいます。政府と一般企業の共同で学校や病院などのインフラが急速に整備されてきています。大都市部はよく見ると何もないところに作られていることがわかるのですが、今回の「サハラフォレスト・プロジェクト」と呼ばれる新しいプロジェクトも中東地域の砂漠を開発して食料や電力を生み出すことのできる施設にできるようにするものです。

今までのところ、12カ国から60人がこのプロジェクトに参加しています。日本が最初に参加し、カタールも数日前にヤラ・インターナショナルと化学肥料会社QAFCOを通して参加し、このコラボによってドーハに最初の植物が1ヘクタールの面積に植えられることになります。

この2社から$5300万を出資される形でプロジェクトは進み、海藻を利用して湿度の高くて涼しいグリーンハウスにおける野菜作りには最適の環境を作り、さらにきれいな飲み水も作り出すことができます。それだけではなく、このプロジェクトでは太陽電池パネルを設置して再生利用電力を作り出す計画も持っています。藻や塩性植物を生産したり屋外での野菜栽培も行われる予定です。加えて蒸発池では海水の塩分から塩が取れるようになっています。

このプロジェクトはマイケル・ポーリンとビル・ワッツ、そしてノルウェーの環境保護団体ベラドナ基金によって進められており、2009年に砂漠を開発して食物と飲み水の自家供給、さらには電力発電の実現を目指して始まりました。2012年までには完成する見込みです。

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