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エンバイア・システムズの開発した超高性能バッテリー

電気自動車は現在の化石燃料で走る自動車に取って代わる可能性を秘めていますが、そのためには低コスト化、パフォーマンスの向上、走行可能距離の延長などが課題となっています。現在の電気自動車はリチウムイオン電池で動きますが、走行可能距離が短いのが難点で、運転する側としては目的地に到着する前に電池が切れないかどうか心配しがちです。しかしエンバイア・システムの製品によってこれが改善されるかもしれません。ハイテク専門の同社は、驚異的なキロ当たり毎時400ワットを出力する新世代充電バッテリーのテストに成功したのです。

これがユーザーにとってどのような意味をもつかというと、例えば現在のバッテリーはおよそキロ当たり毎時200ワットですから、走行可能距離が伸びるだけではなくバッテリーの価格も50%削減することができることになるのです。電気自動車ユーザーにとって、何千ドルというバッテリーのコストは財布に厳しいものでした。さらに値段が高い割には走行可能距離もそれほどでないため、電気自動車自体にそれほど魅力を感じないケースが多かったのです。

エンバイア社の次世代リチウム電池のテストはARPA-Eの提供によってNSWCによって遂行されました。大量生産が実行される際には300マイルの走行にかかるコストが大幅に削減されることになります。これによってより多くの人がエコな電気自動車の使用に移行することが望まれます。

ワールドクラスの電気自動車といって真っ先に思いつくのが、テルスラ・ロードスターとニッサン・リーフです。それぞれ走行可能距離200マイルと109マイルを誇りますが、もしこの高性能電池を搭載することになればこれらのクルマの価格も下がってエコ推進消費者にもより手が届きやすくなるでしょう。

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