英国に拠点を置く会社のIPTA (イドリス・ぺリノー・タウン・アーキテクツ）は、場所をデザインするのに、多面的な方法を使うという哲学に従っています。これが、2011年のヤング・アーキテクト・オブ・ザ･イヤーに、この会社がファイナリストとして残った理由でもあります。 どのような建築物を設計する場合でも、IPTAは あらゆる場所をよく研究し、建築物と利用可能な地形との完璧な関係を確立させるために、自身の豊富な過去の知識を利用しています。
エコ住宅開発のコンペで賞をとった、‘The Hyde’（ザ・ハイド）は、IPTAの持続可能な建築物の例の1つです。その建物は、英国の海岸線沿いのケントの近くの丘の中腹に位置し、緑の屋根と、再利用可能な素材と、地熱暖房を備えています。 このプロジェクトは2つのスペースから構成されており、1つは、周囲の住宅の形と大きさを尊重している上部のブロックで、もう1つは丘の中腹に切り込んで作られた、拡張された上部のグランドレベルを使って、植物を植える屋根として機能する下部のブロックです。この建築物は革新的に土地を使って、70％の緑のスペースを 保っています。
ザ・ハイドは、そのようなエコスペースの、コンパクトなモジュラーの柔軟な建物の一例に過ぎません。IPTAは、200以上ものそのようなプロジェクトを完成させており、それはスタジオ、コミュニティーや学校などの建物から、低価格の小さな家に渡ります。実際には、IPTAにより、家にエコスペースを試しに作るために、製作のワークショップも用意されています。
