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『V+ ボルティーズ』ゴルフカートの様な電気自動車

フィリップ・スタークはフランスのデザイナーですが車を嫌っています。彼は、車は汚れていて反社会的で騒音も煩く被虐的だと言います。しかし、交通手段として時には人間が必要とするものだとも認めています。今年度のジュネーブの自動車ショーで、彼は「V+ボルティーズ」と言う名前の電気自動車を展示しました。それは車と言うよりゴルフカートのような外観で、都市部の交通手段として利用することが出来ます。

A Starck-Looking Electric Car for Fun

デザイナー曰く、この車は、4つの車輪を付けた子供の石鹸を詰める木箱のようで宇宙ロケットではないと言います。それはクリーンで速く騒音を立てず、車が近づいているのを人々に警告する為の小さなベルが付いています。エンジンがないのでオイル交換の必要もなく、殆どメンテナンスは必要ありません。四方を見渡せる、という事は外にいる訳で、あなたも見ることが出来ますが皆に見られているという事です。題材としてシトロエンの2CVエンジンを基本に、デザイナーは不要な物は全て取り除きました。パワーウィンドウ、正確には全ての窓、エアコン、心地良い座席、そして繊細な 電子機器は大きいフロントガラスの外に捨て去られ、小奇麗なハンドルとシートベルト、4本のPVCコードで作られたスパゲッティチェア、布製の屋根とトランクの代わりをする籠が付いています。バッテリー残量を示すボトル状のゲージと薄型スピードメーターが使用されています。最高速度は時速40㎞で走行可能距離は約60㎞です。バッテリーを満タンにするには6時間を要し、どの電源からでも2時間以内で50%を再充電することが出来ます。

このV+は4万米ドルでフランスの15店舗で市場に出される予定です。世界の主な都市でも購入することが出来そうで、ターゲットの客は島のリゾートホテルや別荘などの個人で、宿泊客にサービスとして小型自動車を提供するの使われます。

Via: Wsj

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