毎日の使用の際に排ガスを出さずに使用できる都市部専用の移動手段は本当にありがたいものです。ここ数年はデザイナーたちが様々なデザインの通勤通学用電気自転車の開発を進めてきています。特に都市部でのラッシュ時の込み具合や、そこで発生する化石燃料による汚染レベルの高さは大問題なのです。
第１６回国際自転車デザイン大会の優勝者の作品がここに希望の光をもたらしてくれるかもしれません。ラリー・チェンさんのデザインした作品が優勝したのですが、「ベロシティー」と名づけられたこの電気自転車は短距離の移動システムとしては必要なものが全て詰まった一台です。通勤時には電気モーターでラクラク移動して、週末には電力ユニットを取り外して普通の自転車として運動にも使えるのです。
電気自転車としての機能はバッテリーとシンプルな電力ユニットからなり、電気モードでは簡単に漕ぎ進めることができます。電気自転車時のギア数や充電時間などの詳細ははっきりしませんが、商品化が進むにつれ効率的な数字が明らかになってくるでしょう。
ベロシティーはバランスの取れたおしゃれな実用性能の高い製品で、ラリーさんの功績をたたえると同時に一般的にも電気自転車への関心が高まってくれることを切に祈ります。
