スウェーデンは２０３０年までに化石燃料を廃止する高い目標を掲げていて、電気高速道路システムをどんどん建設していく方向です。一方現在スイスにおいては８０％の有毒排ガスが貨物運搬によって排出されているということですので、まずは６２マイルの電気道路で鉱山から出て来る鉄鉱石の運搬し活用していく方向でいます。
まず思い浮かぶ疑問はなぜ電気自動車システムではなく電気道路なのか？というところです。簡単な答えは重たいトラックで長距離を運行するとなると電池では効果が発揮できないということで、道路自体に電気を通した方が理にかなっているのです。
有力な案としては高性能パンタグラフを運転室上方に取りつけてそこから電気を取り入れるという方法がもっとも現実的です。このパンタグラフは折り畳みなどが自在で安全性も確保されています。
大きなトラック系には最適なこのシステムですが、一般乗用車などには電線との距離がありすぎるため対応できません。しかしこの解決策としては地下に電気を通す方法も検討されています。
