私達の生活状況は日々変化しています。昔はイメージでしかなかったものが現実のものとなっていて最近では読書がネット上で出来てしまったり、Ｅペーパーを使って出来たりするのです。Ｅペーパーは画質の安定のため他のディスプレイ法に比べて読みやすく、より大きなアングルで表示も可能です。直射日光下でも読むのに苦労しません。
Ｅペーパーをカラー対応させている会社もあります。そして最新技術のおかげでエネルギー消費量も少なく、本物の紙のような品質の良さです。しかし最新技術を駆使しているためかなり高価で、裕福層にしか買うことが出来ません。この手の製品でよく知られているのはアマゾン・キンドル、ソニー・リーダー、リブリーなどがあります。このような素晴らしい電子機器のおかげでまるで本物の本を読んでいるような気分にさせられます。
良い点
Ｅペーパーのさらに上を行く、紙のようにひらひらさせられるフレキシブル版も開発しています。まだ実験段階ですから大量生産はまだ先の話ですが、ソニーのような大企業が乗り出しているということを考えれば、これまでの普通の紙がもう使われなくなる可能性も高まっているのです。
Ｅペーパーはエコフレンドリーなのが特徴です。紙を取り出す木にも限りがありますから残された森林を守ることになります。さらに、今のディスプレイでテキストなどを長時間読むのも目に負担がかかってしまいます。
Ａ）ソニーは先ごろガラスパネルではなくプラスチックでできたＥペーパーのデモを行いました。他の会社も独自製品を開発していますが、ソニーの特徴はカラーとフレキシブルさです。１３．３インチで厚さはわずか１５０マイクロミリです。重さは２０ｇでコントラスト比率は１０００００：１以上です。
ＥペーパーはＲＧＢピクセルと、白サブピクセル８００Ｘ１２００を使用します。画素数は７５ｐｐｉで、これは基盤を電子インクプレートに正確に接続することで実現されました。ＴＦＴ基盤はガラス基盤を使ってつけられました。
Ｂ）Ｅインクディスプレーはインドア・アウトドアともにライトが付いて、寿命は１８ヶ月です。つまり快適に読むのに大きな電力は必要ないのです。
Ｃ）ディスプレイ自体に発電機が内蔵されていて、必要プログラムも搭載しています。ソーラーパネルは発電用としてはもちろん、読書ライトとしても機能します。この機能は太陽があまりでない地域のユーザーには朗報です。
悪い点
木を切って紙を作る必要が無いのはいいのですが、だからと言って環境への影響がゼロとは言えません。研究によると、３０分以上コンピュータを使うのなら環境への悪影響は同じ位だということです。
ネットブックやｉＰｏｄタッチなどに比べても値が張ります。Ｅペーパーの新聞や雑誌版の値段がよっぽど下がらないととても現実的ではありません。
明かりが無いところでは使えないのも難点で、反応スピードもラップトップパソコンなどに比べて遅いです。
Ｅペーパーは壊れやすく、値段を考えたら一旦ダメージをうけたらすぐにもう一台、とは行きません。
大問題点
ＬＣＤはカラーも豊富で動画も再生できます。しかし、Ｅペーパーはそうはいきません。ＬＣＤのように機能させようとするのなら、省エネ性能を犠牲にしなくてはいけません。それでも全体的にＥペーパーの消費電力はタブレット端末などに比べて低いのは確かです。
今のところ普通の紙とＬＣＤがまだまだ主流です。しかし、今のＥペーパーの状況が向上すればどうなるかはまだまだ分かりません。
