芸術に限界はなく、既に世界中の英知による素晴らしい創作物を何百となく見てきました。そして今新たに日本の紙芸術家、寺田尚樹氏(テラダモケイ)による刺激的な作品が生まれました。寺田氏は、人の多いニューヨーク市地下鉄駅の100分の1スケール模型を紙以外の材料を使わずに再現しました。
「1/100建築模型添景シリーズNo.6 ニューヨーク」と名付けられたこの製品は、シートから切り取れ、好きなところに張り付けると3次元になるようになっています。デザイン全体は、機能性を持たせたアートで、建築模型にも展開できるように考案されています。これによって、将来のビルディングの環境を向上させる狙いもあります。.最大メトロポリタンのミニチュア模型として創作され、自宅のインテリアに花を添えてくれそうです。
刺激的なデザインは、リスや犬等の動物たちや、食べ物の屋台、人、自転車、馬に載った警官など地下鉄の見慣れた風景をとらえています、デザイナーの細部へのこだわりが、この作品を一味違ったものにしています。地下鉄のあわただしさの中にも、自転車、ゴミ箱、バリケード、ただの通行人など、観察が行き届いています。
一方、模型としては細かいところを省いてとてもシンプルな造形にして、想像力を膨らませ、デザイナーが意図したスケール感を出しています。
