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3Dプリントが機能的なストリートスクータープロジェクトでダッシュボードを作る

話を進める前に、3Dプリントについて幾つか知っておくべき事があります。マテリアルプリンターを使用してデジタルファイルやコンピュータ支援設計(CAD)から3次元の物体を作る方法です。物体は素材の層を重ねる事で現実の世界のものへと作られていきます。

Objet Geometries 3D Prints Electric Car Dashboard

3Dプリントで使われる技術は、紙や砂、植物ベースの生分解性ポリ乳酸プラスチックなど環境に優しい素材を使って作ることが出来、より環境に配慮する製造と消費に繋がります。末端ユーザーは、使い終わると形を変えたりその製品をリサイクルすることが出来、デザイナーや建築家は環境保護の概念で試作品を開発することが出来ます。

3Dプリンティングシステムの大手プロバイダーの一つにオブジェット・ジオメトリーは、コンセプトカーのダッシュボードを全て3Dプリンティングで作り自動車部品の製造法を変えました。この会社の作品は今世界中を周っています。オブジェットは、完全な表示画面を備えているストリートスクータープロジェクトのために、個別にプリントされた20以上の部品から機能的な幅1.4メートルのダッシュボードを作りました。

ダッシュボードは、高温に耐性があり非常に頑強な組み合わせを持つABSエンジニアリングを真似て開発されました。メーカーは、寸法安定性と58-68℃の荷重たわみ温度で65-80j/mの高い耐衝撃性をもつダッシュボードを作るために、ABSの様な素材を使っています。

オブジェットはまた無色透明のオブジェット・ベロクリアと呼ばれる素材と、オブジェットベロホワイトプラス、剛性素材、アブジェットタンゴブラックプラス、柔らかいゴム状素材を使っています。これらの3つは硬いカバーやソフトタッチボタン、クリア画面を含むダッシュボードの繊細な詳細を作り上げる為に使用されています。

殆どの工業製品は輸送コストのために大量の二酸化炭素排出しています。オブジェットの新しい技術はこれを低減し消費者に優しい環境を与えます。

 

Via: グリーンプロフェット

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