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使い古した風力タービンが公園に登場

風力発電量は地球全体発電総量のわずか1~2%ほどしか及ばず、風力発電技術の近代化が進む現状を考えるとさびしい数字であることは確かです。ここでお話しするのは再生資源利用としての風力発電のことではなく、それにまつわる創造的なリサイクル使用方法についてです。ヨーロッパのデザイナーたちが使用済みの風力発電タービン翼を集めて羽の部分を子供の公園に配置して子供たちの遊具として利用するプロジェクトを始めました。

この素晴らしいアイデアは2012年アーキテクテン大会で4位に入賞し、滑り台やシーソー、ジャングルネットにクライミングタワーなどの施設が評価されました。もちろん鋭い羽の端部分はスムースに表面加工されており、滑り台としてはもちろん夏の間にはウォータースライドとして利用できるものもあります。

これは鉄のスクラップを廃棄せずに再生利用する素晴らしい例です。実際に毎年多くの風力発電タービンが交換されるわけですから、その全部を公園に持ってこいとはいわないまでもなにかこの例のように有効利用する方法はいくらでもあるはずです。

いずれにせよ今回の例は楽しめるという点では一番ですし、発電機能をもった圧電タイルで表面をカバーすれば子供たちの元気に走り回るエネルギーをつかってこういったカタチでも発電することも可能なのです。

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