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シンガポールの高層ビル群に新風が

「ホテル・プラザ・プロパティーグループ」は新しくシンガポール市中心部に建てる高層ビルに見事な仕掛けを施しました。最小主義者にとっては緑を詰め込んだような形になって、近代化の雰囲気とはかけ離れたこのプロジェクトに異論があるかもしれませんが、自然好きにはたまらない仕上がりとなっています。WOHA建築が取り組んだこのプロジェクトは「都会のジャングル」に新しい意味を与えるようにたくさんの植物を建物周辺部に散りばめています。

シンガポールはすでに地球上でもっともエコフレンドリーで省エネの進んだ地域としても知られています。この新しいビルは何階にもわたるガーデンや人工滝が訪れる者を楽しませ、各階に多くの自然植物が配置され建物内部の温度を調節し冷房による電力消費を最小限に食い止める働きをしています。

ガーデンのデザインは地下駐車場にも自然光が届いて日中の電気照明の必要がないように考えてデザインされており、植物によって都市周辺の空気がきれいにされるだけでなく最上階で集められた雨水はビル内のガーデンに使われる仕組みです。植物もシンガポールに生息する球根植物やブッシュ、高い木やツル状のものなど多岐にわたっています。また人工渓谷や人工滝などはまるで実際にシンガポールの森林地帯に迷い込んだかのような錯覚を受ける出来栄えです。

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