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リーメイ・アソシエスの提唱するSTM用の新技術とは

カナダのモントリオール運輸は通勤用により多くの公共バスを導入し事業の拡大を図ろうとしています。スティンソン・トランスポート・センターは800人の従業員と300台の新型バスに対応するように大改装工事が行われます。リーメイ・アソシエス社によってデザインされた計画予定図はエコ建築様式のLEEDゴールド規格認証の取得を目的としています。環境への悪影響を最大限に食い止めるためにデザイン自体には建物の建築形式において様々な工夫が凝らされています。なかでもサッカー場7面分にもおよぶ屋根部分の有効利用に焦点を当てています。

このデザインは建築場所と建物、土地形状をうまくまとめた独特の都市計画がメインとなっており周辺の環境を考慮することでカーボンフットプリントの削減にも効果を発揮します。

計画表を一目見るだけで建築デザインにどのような重きが置かれているかを見て取ることができます。緑のエリアがとても大切に考えられているということは明らかで、コンクリート主体のトランスポートセンターとはこの点において大きく異なります。

また周辺環境にも上手く溶け込んでいる様子がうかがえます。この技術自体は目新しいものではなく、このデザイン会社はこれまでにも良く使ってきた手法なのです。このような最小主義と、それとは反対に位置する屋根を大きく使ったアプローチが丁度良いコントラストを醸し出しています。周辺環境と共に変化していくということがテーマのようですから、数年後にどう変わっているかが楽しみです。

いまのところ建物に再生利用エネルギーが用いられるかどうかは設計図には示されていませんが、LEED規格を得ることを考えれば太陽電池や風力発電施設が採用されてもおかしくはありません。

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