デザイナーは本腰を入れて、太陽エネルギーという豊富なエネルギーを使用して乗り物に動力を供給する方法を模索しているようです。これまでにデザイナーが、排気ガスゼロの再生可能な太陽エネルギーを動力とする、地球にやさしい自動車やバスを考案するのを見てきました。陸上交通の他に、週末の海上のピクニックにグリーンエネルギーを使うコンセプトがありました。ここでは、ソーラーパネルを搭載した15隻のボートをご紹介します。
プラネットソーラー・カタマラン艇
全長31mのプラネットソーラーは、世界で最大の太陽エネルギーを動力とするマルチ船体の船です。この船のソーラーパネルの再生可能な動力は103.4KWまで生産できると予想されます。ソーラーパネルは、最高速度約8ノット出すことができます。船体の38,000本の光電池はSunPowerによって提供されました。これは少なくとも22パーセントの効率を持つと言われています
ARKKI ソーラー・ボート
Janne Leppänen氏によって設計されたARKKIは、アウトドアのバスケットボール・コートのような表面で覆われている、巨大なオープンスペースを特徴とします。船の全表面は、動力を供給するために太陽から必要なエネルギーを生産することができる多層の太陽光電池で覆われています。
ソーラー・パワー・パーソナル・ボート
価格10,500ドルのソーラー・パワー・パーソナル・ボートは、4人までの大人が乗船することができます。船は700Wの電動機によって動力が供給され、5mphで静かに移動します。日照時間中は、太陽によって絶えず充電される4機のサイクル・バッテリーによって動力がモータに供給されます。日没後も6時間は船に動力を供給することができる蓄電式蓄電バッテリーを使用しています。
バッファロー・ソーラーパワー・ボート
バッファロー・ソーラー・ボートが設計したこの平底船は、屋上に配列した太陽光電池モジュールのソーラーパワーを利用して、水路や湖を移動することができます。PVモジュールは電力を1KWまで生成することができ、曇った日にも動作するように搭載された大きなバッテリーに蓄電することができます。
ソーラー・プラ・カタマラン艇
ソーラー・プラ船はCarolin Dissmann氏、Tibor Bartholomä氏、Daniel Boos氏、Andreas Schwab氏が設計した、グリーンパワーの太陽エネルギーを動力源とする自己充足的な船です。プラ船は、6人乗り軽量船で、上品で環境にやさしさをコンセプトとして設計されたカタマラン船です。太陽エネルギーで動くこの船は、上部にソーラーパネルを備えた2枚の折り曲げられることができるカバーが付いています。ドックに入れる時に、カバーを閉じます。また、電気を生成することができる1枚のクリーンでフラットなソーラーパネルが特徴です。
Onda Velocita モーターボート
Onda Velocitaモーターボートは、再生可能エネルギーで快適に推進できるように、従来のデザインに最新技術を用いた豪華船です。ハイブリッド・ボートはウオーター・ジェット装置を使用します。この船の屋根に太陽光起電力システムが設置されていて、日当たりがよい日には、エンジンと他のシステムに動力を供給するために十分な電力を生成することができます。
シー・ライダー
Muhammad Imran氏が設計したシー・ライダーは、船に搭載したバッテリーと充電機に動力を供給するために、太陽電池モジュールを装備しています。昼間は設置してある太陽エネルギーを使用して船に動力を供給し、夜間はバッテリーがシステムに動力を与え、時間に関係なく排気ガスゼロの航海を遂行します。
SunCat23カタマラン艇 Catamaran
ホライゾン・ヨット社が開発したSunCat23カタマラン艇は、4つのソーラーパネルを利用して、2.8KWの電気アウトドア・モータに燃料を供給し、760Wの電力を生成することができます。電動機は最高速度6ノットで、12人の乗客を運ぶことができるカタマラン艇です。フル充電したバッテリーは、曇りの日にさえ日帰り旅行程度の動力を供給することができるでしょう。
アイロン23モーターボート
工業デザイナーのCarl Hagerling氏が設計した、3人乗りのアイロン23モーターボートは、太陽エネルギーで動く電気エンジンに、キッチンとトイレが付いています。環境にやさしいこのボートは、ボートに動力を供給するために十分なエネルギーを生成するコンパクトな太陽電池が特徴です。太陽が輝いていない場合や、搭載したバッテリーを使いきってしまった場合のために、従来のエンジンを装備しています。
N-DOURハイブリッド
デザイナーのRiccardo Pilurzuが設計したN-DOURは、多目的用途のヨットです。設計的には、海上の長期航海に対応できる豪華なヨット開発がコンセプトです。風と太陽エネルギーを利用して水素を発生させ、水素原動機でヨットを動かします。N-DOURはスリーブに特別な仕掛けがあって、船を港で停泊して電気を使用しない場合、港のエネルギーを製作し始めます。つまり、ヨットはグリッドにクリーンエネルギーを供給することができます。
SolarLabリサーチのソーラー・シャトル
SolarLabリサーチが設計したソーラー・シャトルは、2012年のオリンピック用に設計された太陽エネルギーで動く船です。乗客人数255人のこの客船は、推進に必要な電気を起こす屋上に配列されたソーラーパネルが特徴です
リバイアサン
リバイアサンがコンセプトのヨットは、工業デザイナーのAdam Valmassoi氏の作品で、Adam氏は太陽と風が航海におけるグリーンエネルギーの可能性であると信じています。環境にやさしい自給自足のヨットは2台の電気ジェットポンプ・エンジンで推進し、ヨットに搭載された風力タービンとソーラーパネルが動力を供給します。
フロート
フロートは表面が平らなボートで、屋根に配置されたソーラーパネルを使用して、再生可能な太陽エネルギーを取り入れる2倍の太陽エネルギーで動くモーターボートです。ソーラーパワーと電気エンジンの利用は高速船とはなり得ませんが、10kphまで速度を出すことができます。海上でのピクニックのために設計されたボートは、テーブルやグリル、そして小さな冷蔵庫を装備しています。
IKKAR
デザイナーのJulien Anglade氏が設計したIKKARは、人と海のギャップを埋めることを目指した低排気の未来のヨットです。この革新的なコンセプトのヨットは、乗客が気楽に配置を変更することができる、単純ですが上品な設計を特色とします。全長150mのIKKARは、よりよい燃料効率のために合理化された船体になっています。また、そのメインセールは、ボートに動力を供給するエネルギーの生成を支援する頑丈な太陽光パネルを装備しています。
コードXヨット
47′7″のコードXヨットにはハイブリッド・エンジンが搭載されていて、ツインのIlmor F-1用の710馬力の巨大エンジンによって最高速度80ノット以上を出したり、あるいは、ツインの電動機を使用して9ノットでゆっくりと推進したりすることができます。バッテリーは2時間の連続走行能力があり、内蔵されているソーラーパネルを補助使用して充電することができます。
