ecofriend.com

難民キャンプで活躍するソーラー調理器

先の見えない大陸に唯一の希望としてチャドのダーファー・難民キャンプにソーラー調理器が登場しました。スーダンに近いこの地域は血なまぐさい市民戦争が何年にもわたって起きており、過去9年間で200000人の命が奪われ2500万人が家を失いました。本当に心を痛めずにはいられない悲惨な状況です。

しかし、国際ユダヤ警備、コゾン基金、そしてソーラー調理器社が共同で17000人のイリディミ難民キャンプに最新のソーラー調理器をを供給し、火をおこさずとも調理が出来るようにしました。チャドの現状を知らない人には大したことには思えないかもしれませんが、男性は殺されてしまうので取り残された女性や子供にとっては薪を取りに行く途中で襲われたり殺される危険があるのです。

キャンプ難民によって天然資源が使い尽くされてしまうと懸念した戦闘集団がこうしてキャンプ外で無差別殺人を行っているのです。このソーラー調理器のおかげで女性は薪を取りにいく頻度が75%削減でき、このことが何人もの命を救うことになっています。ソーラー調理器とはパネル式調理器で電力を最大限に生かすことが出来るように機能が工夫されています。

イリディミ難民キャンプの女性はこれを使うだけでなく、製造する方法も教わっており、こうして収入を得ることも出来るのです。煙も出ないで健康にもやさしく生活水準を向上することができるこの調理器は小さいけれども生活を相当便利にしてくれています。

Today's Top Articles:

Scroll to Top