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インディアンの入れ歯と自転車の意外な共通点

今回ご紹介するのは大変興味深いインドの山奥に住む貧しい村人の話で、自然の恵みを存分に利用して日常生活の必要を満たしたケースです。ドーディ・パタックさんはインドのアッサム地方の貧困にあえぐナルバリ村に生まれ育ちました。アフリカ・東南アジアの貧しいエリアに共通するのは日常正確必需品すら確保が難しい点です。パタックさんもこのようにして自転車すら買えないでいました。

しかし、自転車を買いたいという夢を実現すべく地元に沢山生息している竹を使って自作することにしました。お金が全くかからないこの竹を集めまくって完全竹製自転車を完成させました。タイヤを除くチェーンもブレーキ、サスにシートも竹でできています。

アーティストでもある彼はプロジェクト自体は可能であると分かっていましたが、実際にどうやって自転車のデザインをしたらいいのか分からなかったのでいろいろ試行錯誤を繰り返しました。こうしてついに乗り心地はイマイチですが必要を十分満たしてくれる自転車が出来上がったのです。もっともパタックさんにとって竹を利用して製品を作るというアイデアは目新しいものではありません。

これまでにもモカル種の竹を使って入れ歯を作ったこともあります。臼歯には$1、前歯には50セントしかかかっていません。竹製人工歯は真っ白で10年間何の問題もなく使用できました。困難を乗り越えてアイデアと頑張りですばらしいモノを作り出したいい例です。

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