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衛星写真から分かる南極氷山の消滅度

地球温暖化とその悪影響に対して懐疑的な見解を持っている人でも、この例を聞けば何かをしなければと思わざるを得なくなるでしょう。例え話でもなければ作り話でもありません。南極と北極の氷が今の調子で溶け続けると、映画のようなことも起こりうるのです。過去数十年にわたって南極のラーセンB氷山を監視してきたエンビサット衛星は人類が氷山に及ぼした影響をしっかりと記録しています。

ラーセン氷山は3つの氷床が南極東部を南北に伸びている辺りです。一番小さい部分ラーセンAは1995年に破壊されて、ラーセンCは少しずつ溶けはじめの兆候が出ているもののまだ大丈夫です。しかしエンビサットが乗っているラーセンBは過去10年間でゆっくりとですが縮小傾向にあります。この部分は1995年には11512平方キロでしたが、今では3463平方キロになっていて後先もそう長くは無いようです。

科学者チームは南極半島は過去50年で2.5度温度上昇し、これはその他の地球どこよりも高い上昇率です。このデータとエンビサットが送ってくる写真でこの地域が地球上で一番温暖化の影響を受けているということを示しています。エンビサットは2013年まで衛星軌道に乗り続け、その後はGMESに取って代わられます。エンビサットが去ってからすぐラーセンBは消滅してしまうかもしれません。

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