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環境に優しい優れたパーソナル潜水艦

潜水艦といえば、まず思い浮かぶのはスパイや海兵隊、海軍のミッション、そして水中の冒険などでしょう。しかし世界にはお洒落でスタイリッシュ、且つ環境に優しい次世代の潜水艦の開発を行っている人々がいます。環境に優しい、驚くべき潜水艦の10例をご紹介します。

 

ペダル動力の潜水艦

Ted Ciamilloがデザインしたこのお洒落で小さな潜水艦は幅1.2メートル、長さ5メートルしかありません。しかしペダルを漕いで動力を供給するこの潜水艦は、ひとひとりにちょうどいいサイズです。この潜水艦には気密性がないので、船体に仕込まれたPVC(ポリ塩化ビニル)発泡体を使って浮上に必要な浮力を得ます。浮き袋を空にしたりいっぱいにしたりすることによって、浮上、潜水をするのです。この潜水艦の船体は軽量でありながら頑丈な素材を使用して作られています。水中でペダルを漕ぐ時には、呼吸のためにスキューバ装備を着用します。

 

環境に優しい海中探検を実現する、電池を動力とするパーソナル潜水艦

この潜水艦には、あなたが思いつく全ての装備を備えています。電池で動くこの潜水艦は非常にクールで、同時に非常に環境に優しいものです。Hammacher Schlemmer がデザインしたこの潜水艦は3馬力の推進力で前進、後退や方向制御を行い、3馬力の垂直/並進推進力で正しいポジショニングを行います。

この潜水艦はVHFラジオ、圧力計、温度計、比重計、深度計、フラックスゲート磁力コンパス、磁力傾斜計、気圧計、GPS受信機を装備しています。連続6時間の稼働が可能で、重量3000kg、最大到達深度は1000kmです。価格200万ドル、まさに別格の環境に優しい潜水艦です。

 

スキューバスター(The Scubster)

この潜水艦もまたペダルを漕いで動力を発生させるタイプです。この スキューバスター(Scubster) スキューバースターはカーボン・ファイバーでできており、特別な埋め込み式コントロール機器により船体を浮上・潜水させ、左右・前後に動かします。この潜水艦の平均走行スピードは時速10kmで、Minh-Lôc Truongと大学の研究者たちにより設計されました。

 

U-Boad Worxy社の深海に潜水する環境に優しい潜水艦

オランダの高級潜水艦メーカー、U-Boat Worx社が、初期モデルC-Questerを進化させ、更にパワフルな環境にやさしいC-Explorersを開発しました。この潜水艦は深度1000メートルまで潜水が可能になり、海中での視界が良くなりました。双胴船スタイルのボディとアクリル製の透明な耐圧殻の新しいデザインになっています。

C-Explorerには潜水艦内から操作できるロボットアームや水中ナビゲーションシステム、高解像度のビデオカメラやリモートコントロールの車などの様々なオプションを搭載することも可能です。

乗車定員は1~5人で、定員により様々なモデルがあります。1人乗りモデルは、は10キロワットのリチウムバッテリーから動力を供給し、他のモデルの動力源は、バッテリーは40キロワットのリチウムイオン電池です。

この潜水艦の豪華さも忘れてはなりません。メーカーはこの潜水艦に空調システムやiPodステレオドック、シャンパン・クーラーまで装備しています。この豪華な潜水艦の旅をノンストップでおよそ12時間楽しむことができるのです。価格は1人乗りモデルで358,377ドル、5人乗りも出るで107万ドルです。

 

より環境に優しくエキサイティングな水中探検を実現するRaonhaje社のEGOパーソナル・セミ潜水艦

韓国のRaonhaje社が、容易に操縦できるこの潜水艦EGOを開発しました。8ボルト船用バッテリー12個で動くこの潜水艦には2~3人が乗船することができます。丸いコンパクトなメイン部に翼のような2つのポッド型値推進器ユニットがついたかたちをしています。この潜水艦の最も優れた点は、車に似た操縦システムです。このため、実際の潜水艦操縦知識がない人でも海洋探検が容易にできるのです。バッテリーがフル充電の場合の最高時速5ノット、連続走行時間は4時間ですが、走行スピードを落とせば8時間の連続運転が可能です。EGOは既に世界初のセミ・コンパクト潜水艦と呼ばれ、現在試験的に販売されています。一般市場では2011年10月発売の予定です。

 

飛行機スタイルのスーパー・ファルコン潜水艦

見た目から想像されるように、これは従来の潜水艦ではありません。まるで飛行機のような型をしており、これまでの潜水艦のように上昇や潜水をするのではなく、飛行機が空を飛ぶように水の中を移動します。このような潜水艦は世界でたった2タイプしかありません。メーカーであるホークス・オーシャン・テクノロジーズ(Hawkes Ocean Technologies) は、この潜水艦がいかなる海中動物も傷つけたり妨害したりしないものであることを保証しています。翼端には青緑色のレーザーがついており、100フィートのビームにより、まぶしいヘッドライトを使わずに遠くまで見通すことが可能です。海洋動物の安全のために、全ての電気機器はシールドされており、電界によりこうした動物を追いやることがありません。バッテリーやモーターの不具合が生じた際には、正の浮力により潜水艦を浮上させることができます。

 

一から作り上げた潜水艦

 

中国のTao Xiangli氏iは、「志あるところ道あり」を実現した男です。彼は安いドラム缶を使い、5000ドルもかけずに手作りの潜水艦を作り上げました。2年の歳月を費やし完成した彼の潜水艦は、長さ20フィート、重さ1.6トンです。彼はこの潜水艦で北京近くの海に潜りました。電気モーターで駆動するこの潜水艦には、潜望鏡と深度コントロールタンクが搭載されています。乗車定員は1名ですが、圧力計やモニターカメラ、テレビセット、酸素供給機器やヘッドライトも備えています。非常にエコロジーな潜水艦です。

 

”豚のえさ入れ”潜水艦

同年代の子どもたちが紙のボートを作って遊んでいたとき、スイス・トゥールガウ州Echlikonに住むAアーロン・クライアー(Aaron Kreier)という少年が、古くなった農具を使って潜水艦をつくりました。10歳で潜水艦に取り組み始めたアーロン少年は14歳となった今、豚のえさ入れから作った潜水艦を完成させ、ENDO(Extreme Nautical Deep Office / 超深海オフィス)と名付けました。特別な許可を得て港のドックでのテストを行い、15分間の処女航海は大成功を収めました。彼の最終目的は、この潜水艦でコンスタンス湖の水中を航行することです。この少年が成長して更に多くの海岸を旅することは、間違いありません。

 

水中オートバイ ”Scuba-Doo”

スキューバダイバーは通常、フェイスマスクをかぶり、マウスピースや空気タンクをつけなければなりません。同じスキューバダイビングの装備をオートバイに取り付け、斬新な水中オートバイ水中オートバイ 「Scuba-doo」が誕生しました。このバイクには呼吸するためのドームがついており、ライダーはこれを肩までかぶります。眼鏡などを外す必要がなく、マスクやマウスピースも不要です。空気タンクはスキューババイクに取り付けられています。これによりライダーはゆったりと動くことが可能になり、海岸や水中を飛ばすこともできます。平均時速2.5ノットのこのバイクは、泳ぎが苦手だったり、スキューバダイビングの装備をつけたくないという人々にとって大変メリットになります。空気は1時間分を確保でき、電池はおよそ1.5時間持ちます。

 

ゴールドフィッシュ・プロジェクト:世界初のソーラーパーワー潜水艦

 

スイスのエネルギー会社、MKW社がフローティングの太陽電池を動力とする世界初のソーラーパワーの潜水艦を開発しました。睡蓮からインスピレーションを得たこの太陽光プラットフォームは5枚のソーラーパネルに囲まれて、水に浮きます。このメカニズムにより30キロワットの電気を発電します。重さ約80トン、長さ30メートル、高さ10メートルのこの潜水艦は、24人を収容することが可能です。乗員は岸から船に乗ってプラットフォームに行き、深海300メートルまで潜ることができるこの革新的な潜水艦の旅を楽しむことができるのです。

BMK社は現在、推定開発費850万ドルのこのゴールドフィッシュ・プロジェクトへの投資を募っています。

 

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