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コンピューター部品をリサイクルして作られた、あっと驚くアート作品

コンピューターテクノロジーは常に進化しており、それは多くの人にとって喜ばしいことなのでしょうが、これほどまでにサイクルの早い進化は、むしろ環境保護専門家たちにとっては新しい問題にもなっているのですよ。コンピューターテクノロジーが更新される早さが早ければ早いほど、古いコンピューターや周辺機器が捨てられる早さも増すのですから。これらの機器はゴミ処理場に廃棄されるやいなや、有毒な物質からできているため、地下にある水源に悪影響を及ぼすリスクがあります。さらには、このようなプラスチックでできた機器は分解し終わるまでに数千年もかかるのです。その間にずっと環境を悪化させていきます。今、私たちができる最善の策は、これらの電子廃棄物をクリエイティブなアイテムに再利用する術を考えだすことです。そうすれば一定時間、再び使用することができるのです。ここでは、不要になったコンピューター部品から作られた最も驚くべきアート作品を10個ご紹介しましょう。

コンピューター部品とVCRを再利用して作ったバイク:

アレックス・アンデオメダ氏による未来を予感させるアート作品です。これはサイズが11″ x 6″ x 4″で、実際の道路を走ることはありません。だからといって、このスマートな革命的バイクの巧妙さは少しも損なわれないでしょう。すべてVCRとコンピューター部品を再利用して作られており、試験走行ではDCエンジンで作動します。このデザイナーバイクはロードレースで勝利することはないでしょうけれど、間違いなく何百万という人々の心をつかみ取るでしょう。

ワイヤーで縁取られた再利用CDの時計:

価格が30ドルのこの傑作アートは、CDで作られており、シルバーの側面にはコンピューターのマザーボードをリサイクルしています。廃棄素材で作られた美しいアート作品は、お値段まで手頃なのですよ。とても魅力的な置物でありながら、環境に優しくできるベストな手段でもあるのです。

コンピューターチップを再利用したスニーカー:

廃棄メタルを扱う才能豊かなアーティスト、ガブリエル・ディシャウ氏が、このユニークなファッション作品を制作しました。金属を歪曲させるテクニックを生かしながら、廃棄されたコンピューターとタイプライターを接着させて、この格好よいスニーカーをデザインしました。実際に履いてみるには勇気が要りますよね。重さは15ポンドで、メタルが肌を傷つけるかもしれませんから。それでも見た目はとってもインパクトがあってクールです。

コンピューターを再利用したイス:

コンピューター部品をリサイクルして作られたこの環境に優しいイスは、BRCスタジオの傑作です。「 バイナリー・チェアー(2つで1つのイス)」というネーミングがぴったり。これらの誕生秘話は、じつに楽しくてすばらしいのですよ。古くなった工業用プリンターを分解して、リベットで留めて、歪曲させてイスの形にします。コンピューターチップやマザーボード、LCDスクリーン、ハードドライブディスクなどをねじくぎで寄せ集めて固定しながら、イスの表面を覆います。さらに、このイスは回転ハードドライブディスクや電話の押しボタン、調節可能なアンテナとも相互作用しています。これらのイスの1つ「バイナリー・チェアー01」は、背もたれのクッションの下にガラスパネルがはめ込まれており、この素晴らしいイスの内部構造まで見て楽しむことができます。

衛星信号を解読するユニークなマザーボードPCモッド:

フランク・フィッツモーリス氏によるこのユニークなPC キャビネットでは、使い古したマザーボードを用いてパテ用ナイフで綺麗に整えて、シェルを作ります。衛星信号を解読するため16.25″のタワーのように設計されており、その中心にはハードドライブが搭載されています。空気は下から吸いこまれて、タワーの上から排出されるように機能設計されています。さらに重要なのは、CPUファンが気流の衝突を生まないようにデザインされていること。このリサイクル製品は高価で立派すぎるように見えますが、最高レベルであることには間違いありません。

コンピューターを再利用して作ったスペースシップ・ランプ:

アレックス・アンドロメンダ氏によるこの魅力的な天井照明は、中古のハードドライブケースから作られています。「スペースシップ・シリウス」と名付けられたこのランプは、伝統的な物語と、未来的な新しさがブレンドされています。この異端のアーティストは天井照明の以前には、コンピューター部品をリサイクルしてランプや彫刻、メガネ、古代インカのシンボルなど美しい品々を作ってきました。

コンピューター部品から作られたSF映画マスク:

クリエイティブなリサイクルって、本当にすばらしいものですよ。これらのマスクはSF映画向けに特別にあつらえられた、見るからにファンシーな衣装ですよね。しかし実際は、不要な電子廃棄物やコンピューター部品を素材にして作られました。生命力あふれるすばらしい仕上がりで、劇場やフィルムの製作に最適ですよね。なによりSF系の映画にぴったり。それぞれのマスクが、ユニークな魅力を放っています。あらゆる年代や感性の人々の心を楽しませてくれそうですね。

コンピューター部品を再利用して作ったストップモーションの電脳アニメーション:

アン・スミス氏はリサイクルのクリエイティブな方法についての名人。彼女の手にかかれば、廃棄された電子製品も生き生きとした電脳のオモチャ動物に変わってしまいます。リサイクルという点において、原料はそれほど扱いやすくはないということを熟知しています。彼女によると、ミシンは分解するのがもっとも難しい機械です。ミシンには数えきれないほどの小さな金属部品や歯車があって魅力的ですが、壊すのに一苦労させます。スミス氏は自分の電脳動物たちを登場させたストップモーション・アニメーション「エドウィアード・ムイブリッジスタイル」という映画も作っています。彼女の傑作は、マサチューセッツのデコルドバ博物館やブルックリンのコッグ&パール服飾店などで展示されています。

LEDライトで輝く美しいコンピューターボード・テーブル:

初めての恋愛のように、初めての物事ってどんなものでもものすごく貴重ですよね。初めての車であれ、初めての携帯電話であれバイクであれ、忘れがたいものです。もっと良いものが見つかって、捨ててしまわなければならなかったとしても。ガイン・ミルオーキー氏は、この葛藤を解決してくれるすばらしい方法を見つけてくれました。テクノロジーが飛躍的に進歩するなかで、彼の初めてのコンピューターは不要になってしまいましたが、お別れすることができませんでした。そこで、彼は80年代の時代遅れの機械を「コンピューターボード・テーブル」という名前の美しいテーブルに作りかえたのです。今では彼の愛すべきコンピューターは、生涯彼のそばに居続けることができます。テーブルという形に変わってしまいましたけど、何ら問題はないでしょう。すばらしく美しいテーブルなのですから。

マウスが大好きなヘビ

この毒蛇は恐ろしく見えるかもしれませんが、噛みつくようなことはありませんからご安心を。これは、韓国出身の画家チョ・ジュン・ヒュン氏が廃棄されたコンピューターのキーボードキーを巧みに再利用して作ったヘビの彫刻です。9歳から90歳まで、あらゆる年齢の子どもたちをも虜にしてしまう魅力的なオモチャですよね。すごく良い作品です!

 

 

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