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緊急事態の電力需要にそなえたソーラーレーター

太陽電池や薄フィルムモジュール、複合製品などを製造しているインド企業のHHVソーラー社は、「ソーラーレーター」という国産のソーラー発電装置を販売すると発表しました。600Wトレーラー搭載システムにより、緊急事態や僻地での電力需要に応えることができます。インドで初めての国産の装置になる予定で、緊急事態の際にクリーンで環境に優しい発電を行なってくれることでしょう。

HHV Solar launches ‘Solarator’, a Portable Solar PV Power Generator

環境に配慮した暮らしを目指す取り組みが、世界中で行なわれています。欧米諸国では長い間、ある程度は再生可能エネルギーを利用してきましたが、インドのような国々が追随するようになったのはつい最近のことです。インドは巨大な人口とそれに伴うエネルギー需要の増大に瀕していますので、当国が再生可能エネルギーを利用しようと決めたことは、とても重要な出来事です。HHVソーラーが着手しているようなイニシアティブは、再生可能エネルギーによって少なくともエネルギー需要の一部を満たすことができるという道を切り開くものです。

緊急事態での電力需要は、携帯式のディーゼル燃料発電機によってまかなわれるのが普通です。このような装置は周辺環境を汚染し、騒音がひどく、有害な煙を排出するため、健康や環境に害を及ぼします。さらに、発電機を可動させるためには燃料を安定的に供給しなくてはなりません。ソーラーレーターを使えば、このような問題点を克服することができます。この装置は太陽エネルギーを電気に直接変えることができるので、汚染物質を排出せず、騒音もありません。品質の点からいえば、ソーラーレーターは野生動物の生育環境をまったく邪魔しないので、森林地帯でも使用できるでしょう。

この発電機には、それぞれ300Wの電力を生産できるソーラーモジュールが2つ搭載されています。それらはエネルギー変換のためにモノ水晶体シリコン製mono crystalline silicon cellsを使用して作られています。持ち運びに便利なように、これらのモジュールはコンパクトケースに折りたたんで収納することができます。ソーラーレーターでは電力を貯蓄するために、300アンペア/時の電池パックを利用して24V/DCを供給します。これはインバーターを使えば230V/ACに変換できます。さらに、曇りの日にはインバーターを使って電池パックを充電することも可能です。

参考サイト:Indiainfoline

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