コンクリートに囲まれた都市ではすべてが時間とお金に換算され、子どもたちに環境や環境保護について教えることが難しくなっています。しかし、ローンデール・エンバイロメンタル・チャーター学校はちょっと違います。この校舎に足を踏み入れると、壊れたコンクリート厚板で建てられた2つの小型円形競技場が迎えてくれます。ちらっと見わたしただけで、この学校が「どうやったら責任ある環境志向の市民になれるのか」を子供たちが学ぶのにふさわしい場所だと感じるでしょう。
このキャンパスでは約500人の子どもたちが学んでおり、ニワトリやウサギも暮らしています。そしてフダンソウなどの苗木を育てることができる温室もあります。自転車修理店もあって、自転車の修理の方法について教えたり、学生が技能を磨くのをサポートしたり、燃料を消費せずに乗り物を利用することの重要性について教えてくれます。学生の30パーセントは自転車で通学しており、来年はもっとこの数字が増えることでしょう。
自分の手で野菜を育てることによって、子どもたちは地元で育てられた食物の大切さについて学びます。学生の家族も新鮮な有機野菜を気にかけることを楽しんでいます。ここの食物が栽培されている温室 はソーラーパネル発電を利用しており、オールシーズンを通して栽培できます。
この学校は通常のカリキュラム以外にも、10年生と11年生を対象とした環境がテーマのプログラムを提供しています。このプログラムではさまざまな問題やこのメッセージが効果的に普及する方法についての科学的理論について学びます。この学校が目指しているのは、生徒たちを環境のために戦う戦士に育てることです。戦士たちは環境に優しい伝統を学校の外にも伝えてくれることでしょう。
参考サイト:Switchboard