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自然界への負担を減らすヘイン・イークの木製家具

オランダ人デザイナーのピエット・ヘイン・イークは不要木材を利用した家具作りのスペシャリストとして有名です。彼は木の切れ端などを上手に使ってテーブルや椅子、食器棚なども作ってしまいます。昨年イタリアのミラノで行われた展示会では新作の数々がお披露目され、エコ商品好きの注目を浴びていました。

この「必要なくなった」木材を再利用するというのがポイントです。アインドホベンを中心に活躍する同氏は、周辺の大型家具屋から出た余分な木材や使い古された家具などを主に利用しているそうです。このアイデアは木材の再利用ということで、新たに森林を乱伐することなく、材料の形を変えておもしろい家具に生まれ変わらせることが出来るという点でも自然にやさしい理想的なものだと言えるでしょう。

ヘイン・イーク氏はこれらの製品を通称「バック・トゥ・ベーシック」シリーズと呼んでいます。使い古された素材を再利用するということからもまさにぴったりの呼び方でしょう。がっちりした作りの木製チェアなどは、他には全く使いようの無い「天井のビーム木材」を上手に家具作りに利用した好例だといえます。

しかしながら、このような家具をデザインするのにも相当な労力を必要とします。見た目では簡単に出来そうなデザインでも、実際に機能させるには時間をかけて試行錯誤を繰り返しながら進めていく必要がある、とイーク氏は語ります。そうして生まれた家具製品はリサイクル製品とは思えない見事な仕上がりとなっています。

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