現在の工業化のレベルとそれが世界中に与えるインパクトと考えると、地域に限定された自然災害が、実際に広がって、世界中にその結果が影響することがあります。 この、好ましくない傾向は、実際に福島第一原子力発電所の原発事故と、それが国際的な経済に影響を及ぼしたことによって、的確に示されました。しかしながら、単なる金銭的な面を超え、科学者たちは原発事故の死の灰の新たな証拠が、カルフォルニアの昆布棚のような遠いところにまで及んでいることを発見しました。
海洋生物学の教授である、ロングビーチにある、カリフォルニア州立大学 (CSULB)のSteven L. Manley氏とChristopher G. Lowe氏は、海岸域で、海の昆布棚をいくつも調べました。彼らは満場一致で、海を渡った暴風雨によってもたらされた主要な汚染物質を発見しました。
この汚染物質は、ヨウ素131として知られる、放射性同位体で、水面下の昆布がヨウ素を蓄積する高い傾向を考えれば、見つかるのは予想されていました。科学者たちによれば、ヨウ素の半減期が8日だけということもあり、直接人体に影響するにはレベルとしてはかなり低いが、 人間より小さな魚などの生物で、昆布の組織を食べるものは、ヨウ素が甲状腺に入り込むというその性質のため、影響が出ているかもしれません。
さらに、すべての汚染物質を把握するには、この小さなスケールでの調査は完全に包括していません。実際、Manley氏によれば、半減期が30年のセシウム137のような第二の汚染物質がこの生態系でこれから見つかるかもしれないと述べています。 その点をふまえ、調査チームは、アメリカの沿岸に影響を与えているそのような有害な物質の緩和処置に対応するために、将来的にはより標準化されたグループを集めることを望んでいます。
Via: EverythingLongBeach
