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銅金ナノ粒子が二酸化炭素をメタンに変換

銅は、発電所から排出される二酸化炭素を再利用する能力があるということから、長い間、研究者の間で高く評価されています。さらに、銅は触媒として作用する数少ない金属の一つであり、比較的少ないエネルギーで二酸化炭素を温室効果ガスに変換する金属でもあります。銅電極に電圧が加わると、二酸化炭素をメタンに変換することで、大気中に放出される二酸化炭素の量を減らす、一連の反応が起こります。

Hybrid copper-gold nanoparticles convert CO2

通常お茶のやかんに使われる銅は、よりエネルギー消費が少ない状態で発電所から排出される二酸化炭素を再プロセスすることができます。大気中に放出され、大気を汚染する代わりに、このガスは電気化学反応を通してメタンに変換されます。 このメタンガスは今度は発電所の電力となります。しかし、 銅は非常に酸化しやすく、不安定なため、時には結果として、不必要な産物を生み出してしまう場合もあります。

研究者たちは、銅と、少量の金を混ぜることで、その金属をより安定させることができることを認めました。また、実験で、新しく設計されたナノ粒子が二酸化炭素と反応を起こすには、従来の純粋な銅を使って二酸化炭素と反応を起こすよりも、必要なエネルギーがかなり少なくてすむことも発見しました。この実験で、これらのハイブリッドのナノ粒子はもっと安定していて、発電所から排出される二酸化炭素の削減のために使われているエネルギーを削減できる可能性があることが結論付けられています。

Via: MIT

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