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大型の藻類街灯ランプは二酸化炭素を除去して空気を清浄化する。

フランスの生化学者Pierre Callejaによれば、microalgae(微細藻類)は大気からCO2 emissions(二酸化炭素排出量)を減らす人間の取り組みを推し進めるうえで将来性のあるきわめて有効な物質であるという。人は車を作り出し、道路を建設した。そして今人は地球を覆い包んでいるすべての汚染に対して責任がある。人は自らが創り出した不均衡を取り戻すために際限のない奮闘をつづけている。しかしながら必ずしも独創的に物事を考えているとは言えない。ピエールはきっぱりと従来の考え方を断念し、微細藻類のもつパワーを信じた。それは大気から膨大な量のCO2を吸収することができるのだ。

Algae Street Lamps

ピエールが製作したのは微細藻類ランプまたは二酸化炭素吸収ランプで、まずは幹線道路や通り沿いに設置され、最終的にはオフィスやさらには住宅にも据え付けられる予定だ。こういった大型の街灯は年にして約1トンの二酸化炭素排出量を吸収する。事実上、空気中に存在する25パーセントの二酸化炭素は車の排出ガスによるもので、道路沿いにそれらを設置することは上述のとおり理にかなっている。

日中、ランプ内部に組み込まれたバッテリーは日光と栄養分を利用したphotosynthesis(光合成)のプロセスにより充電される。夜間にはこの備蓄された電気は照明に利用される。日光の有無はランプが機能するために必ずしも必須の要件ではない。設置場所が地下の場合、太陽が明るく照らない場所、あるいは自然の光源がない場合はランプが二酸化炭素を吸収して自家発電する。

明らかに、このランプは照明に使用され、自家発電し自ら充電する。それは確かに便利なことだが、それがさらにいっそう有益で環境に優しいものなるのはその二酸化炭素の吸収容量にある。その容量はたくさんの樹木を一緒にしたよりも大きくなる。そこから推測できることは、もしうまくことが運んで、それらが数多くの都市にくまなく設置されることになると、都市整備を進めるために伐採される木材の有効な代替品になるということだ。

Via: Greenmuze

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