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光の神ゼウスにヒントを得たコンクリートリサイクル法

なんと科学は今や古代ギリシャ神話からもヒントを得るようになってきて、ゼウスが手にするカミナリに目をつけた科学者たちはそこからエコフレンドリーにコンクリートを解体する方法を考え出しました。つまり人工カミナリの力によって余計な廃棄部分を出さずにコンクリート片を細かく処理することが出来るというものです。

コンクリートの解体はその過程で大量の二酸化炭素を発生し、副産物として出てくる部位のリサイクルが困難であるということから環境に対して悪影響を及ぼしてきました。ところがドイツのフラウンホフター工科大のコンクリートテクノロジーの科学者グループが、このたび稲妻を当てることによってコンクリートがよりリサイクルしやすくなり新しく再生利用することが可能になるということを発見しました。この方法によって、建物や道路の解体の際も稲妻での処理でコンクリートを特殊片に分解し完全にリサイクルできるようになりました。細かな仕組みとしては、まず150ナノセカンドボルトの稲妻が水を通してコンクリートに入り、圧力波を形成した後爆発しコンクリートを各構成組織に分解するというものです。

この素晴らしい方法によってコンクリートはただの瓦礫としてではなく本来の構成組織に分かれて分解されるようになります。現在のところ、毎時一トンのペースでコンクリートを分解できるまでに至っています。

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