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持続可能な生体工学を取り入れた素晴らしい建築物7例

Sustainable bionic architecture

私たちが現在目にする建物の大半は、従来型の長方形の形をしており、こうした建物の形はもう長い間代わっていません。しかし、時折そうした従来型のものと全く異なる形をした見事な建物に出会うことがあります。未来の建築物がどのようなものになっていくのかを、そうした建物に見ることができます。世界中の建築家たちは従前の建物デザインからの脱却をはかり続けており、自然に触発された生体工学に基づく建築方法を発見しました。21世紀に成熟し始めた生体工学に基づく建築物は、自給自足で環境に優しい建物です。こうした建物の多くは、生体工学とフラクタル数学の構造を連想させる湾曲した形をしています。ユニークで素晴らしい結果を生み出しました。ここでは生体工学に基づく素晴らしい建築のデザイン7例を見てみましょう。

 

1. アンチ・スモッグ・ビル 

The Anti-Smog building

この「アンチ・スモッグ・ビル」は、建築家のヴィンセント・カレボー氏が設計しました。建物の内部空間をたっぷりととってあり、集会場やプライベートなミーティング、パブリックギャラリーなどとして使用することができます。パリ第19地区の運河と廃線になった線路上に建築されます。建物全体が環境に優しい技術を使って作られています。屋上からはパリを一望でき、自然のラグーン(礁湖)もあります。この建物は環境に優しいだけでなく、この建物周辺のスモッグを除去して環境を浄化する機能も備えています。

 

2. ローブリング・ブリッジのアセント(上昇)

The Ascent at Roebling’s Bridge

ケンタッキー州のコヴィントンにあるこの素晴らしい建物は、20階建ての集合住宅です。70戸からなるこの建物には、スイミングプールや広いイベントスペースがあり、地階には庭やレストランもあります。建築家のダニエル・リベスカインド氏により建設されたこの建物は、全戸からシンシナティの景色を望むことができるように作られています。

 

3. アーク・オブ・ザ・ワールド

Ark of the World

コスタリカの熱帯雨林での建築が計画されているこの「アーク・オブ・ザ・ワールド(世界の箱船)」は、アメーバなどに似た、非常に奇妙な形をした建物です。この建物はエコ教育やそれに関する活動のためのセンターとしての使用が想定されています。建物の屋根は、美しい熱帯雨林を望むことができるよう、硬質ファブリックで作られています。

 

4. 上海の「バイオニック・タワー」

Bionic Tower in Shanghai

上海での「バイオニック・タワー」建設計画は1997年に始まりましたが、技術的な問題により今だ実現していません。「バイオニック・タワー」は、ただの塔ではありません。このタワー内での需要を全て自足する仮想都です。

 

5. ロンドン シティ・ホール

City Hall in London

ロンドンのシティ・ホールは、テムズ川の南岸にあります。このホールは、シティにおける最も重要なプロジェクトの一つです。最先端のコンピューターモデリング技術により設計され、持続可能な材料を使って建築することにより、事実上ゼロ公害の建物となりました。

 

6. ナショナル・スペース・センター

National Space Centre

英国のナショナル・スペース・センターは、最も有名な観光名所の一つです。また、初めての生体工学建築でもあります。建築家のニコラス・グリムショー氏が設計したこの建物は、ほぼ軽量スチールのみを使って作られています。ロケット船のような形をしており、宇宙時代の外板であるエチレン・テトラフルオロエチレンが使われています。

 

7. ターニング・トルソー 

Turning Torso

スウェーデンのマルメにある「HTBターニング・トルソー」は、独特の素晴らしい外観をしており、スウェーデンで最も高いビルです。また住宅用としてEU圏で一番高層で、ヨーロッパ第2位の大きさを誇っています。この建物はスペイン人建築家のサンティアゴ・カラトラヴァ氏が設計しました。

これら7つの見事な建物以外にも、注目すべき建物があります。そのひとつとして建築家のジャン・カプリッキー氏によるセルフリッジ(ロンドンのデパート)が挙げられます。この建物は4階建てで外部はスパンアルミニウムで作られ青く塗装されたディスクで装飾されたしなやかな素材で囲まれています。もっとも目を引く建築作品の一つです。

デンバー国際空港も、環境に優しい建築例のひとつです。空港の屋根は伸張性がある素材を使いロッキー山脈の自然の美を再現するデザインになっています。

「アーバン・カクタス(サボテン)」には驚かされるでしょう。このユニークで素晴らしい19階建てのビルは、98戸まで収容可能です。イレギュラーでありながら素晴らしい各戸の配置のおかげで、どの部屋も室内に十分な日光を取り込むことができます。

ポートランドの「ジャンプタウン」も、環境に配慮した建物として設計されています。設計者はマレーシア人建築家のKen Yeangです。ここに挙げたビルは、将来的に建築家たちが生体工学を用いて設計しようとしている建築物の、ほんの一例です。

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