BIG(BJarke Ingels Group)社が提案したBeach and Howe Towerの大胆なデザインの建物は、バンクーバー中心地のウエルカム・ゲートウエイとなることでしょう。ねじれた塔が三角形の底面から490フィートの高さにそびえています。49階建てで600室の住居スペースと様々な商業活動用の9階のポディアムが特徴です。南部では最も高い建物で、バンクーバーでは4番目に高い高層ビルとなります。
建物の構造はバンクーバーにとって、地球に優しくて手頃な価格で購入できる住宅であるという印象を付けるための不可欠な戦略的な努力です。建物類型論としては、高層になるにしたがって紆余曲折する創造的なエンジニアリングを表現しています。
設計的には、上層階と同様に下層階も将来を見通して能率的に利用できることを目標とします。例えば、居住者が交通面で安全であるために、建物の中央部分は、グランヴィル・ブリッジから30メートル離して作られています。ビルのこの部品には、バルコニーも窓もありません。またこれは、タワーに隣接している公園を影にしてしまうことを防いでいます。
片持ち梁の優位性により上層階の居住スペースを増やし、最適な長方形の床面積を持つことを可能にします。ビルの独特なシルエットによって、違う角度から見ると異なった形に見えます。これはリビングルームに人を入れるためにカーテンをわきに引いた形に似ています。テラスや屋上からは、グランヴィル・ブリッジの素晴らしい眺めを見下すことができます。外装には太陽光装置が設置されており、LEED（エネルギーと環境デザイン・ 米国グリーン建築基準）からゴールド認証を受賞することでしょう。
Via: Evolo
