歴史を理解することは、将来を適切に予測することができるのでとても大切なことです。特に地球規模の周期的な気象パターンと数百万年にわたる温度変化に関しては真実です。地球が暖候期から寒候期への移り変わりや、その温度差は確実に自然現象です。しかし、科学界における大きな問題は、人間がどれくらい気象パターンの変化に干渉してきたかということです。人々が知りたい重要なことは、地球の温暖化は人間にどの程度の原因があるかということです。
USGSの科学者は、現在の気候条件に近いと信じている鮮新世を再検討しています。鮮新世は315万〜285万年間続いた暖湿期で、温度や気候パターン、地球の海水位が現在の状況に似ている時代です。地球周期的に温暖期に入っていて、科学者はこの鮮新世の時代を理解することによって、将来の温度パターンや海水位を予測することができると信じています。
鮮新世の時代は恐竜が絶滅していて、世界の草地や湿地は現在の状況に似ており、原始人が誕生したくらいの時代です。この時代の海底から集められたサンプルと、それ以降の同位元素の分析は、当時の地球の気候を写像するために古気候学者に十分な情報を提供してくれました。データによると、鮮新世の中期には、今日より温度が約2度(摂氏)高く、同様に海面が約70フィート高かったことを示しました。
再度、気候変化と地球温暖化に対する人間の影響についての可能性を考察します。USGSの科学者は、炭素の放出が地球に害をもたらしたのではないことを証明し、温暖化の効果が出るまで大気炭素はもう少し時間かかるだろうことを指摘しました。
Via: Reuters
