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エコフレンドリーなシンクタンク「Crystal」

世界中で環境保護の対策がとろうとしている中、ロンドンも遅れをとってはいません。ようやく、数年前から整備がすすんでいたコンセプトを開発することに成功しました。Siemensのイニシアティブにより、エネルギーを保全する方法と対策の探求に役立つ、エコフレンドリーな建物が開発されました。「Crystal」と名づけられたこの建物は、ロンドンオリンピック会場の近くに建造されました。Crystalは、最も環境負荷の少ない建物のひとつとみなされ、環境関連の問題やその他の分野のさまざまな問題に対する解決策の探求に役立ちます。

Siemens社のCEOは、Crystalのコンセプトは、使用されていないエネルギーソースを使いロンドンで使われるエネルギーの65%を生産するというものだと説明しています。同CEOは続けて、このビルからの排気も環境を全く汚染しないと発表しています。このランドマークを手掛けた技術者は、自然資源からエネルギーを採取できるようにソーラーパネルを取り付けました。この技術により、Crystalは最も快適に機能するために十分な電力を供給できる独自のエネルギーシステムを備えたことになります。太陽エネルギーを利用することで、環境に悪影響のある化石燃料の利用あるいは燃焼を抑えることができます。オープニングの日、Siemensは、ロンドンと世界全域で、グリーン技術やエコフレンドリーな技術を使い、成長と改善が見込まれるセクターについて討議することができる、一か所に集中したものとしては最も大規模なナレッジセンターとする計画を発表しています。議論の内容は、都市のサステナビリティの改善になる予定です。

この建物の素晴らしさはロンドン市民を魅了しました。ロンドンで地元住民に話を聞いたところ、Crystalは、エネルギーを最高の形で節約することができるため、ロンドン市民にとっても有益だとのことです。彼らは、このCrystalが稼働し始めれば、社会が直面する課題も軽減されると話しています。Crystalは2012年9月にオープンしたところ、よりよい方法で問題が討議されるよう、エキシビションやカンファレンスが次々に予定されています。技術分野のエキスパートからは、エキシビションやカンファレンスの間、社会全体の発展のためになされる新しい発明のためのアイデアや発想が議論されるだろう、という発言もありました。不動産業界の専門家は、Crystalが新しい段階に届き、最善の利益を社会にもたらす変化をもたらす新しいコンセプトを市場にもたらすと話しています。

Crystalの設計と様式

Crystalは、電力源としても、Siemensが提供する大都市の耐久性を象徴する記念碑的建築としても、画期的な建造物となります。Crystalの設計は、ロンドンの水晶宮からインスピレーションを得ています。Crystalは、テムズ川とEmirates社のロープウェイ「エアーライン」 の隣にあります。9月29日にオープン予定の公開エキシビションも開催される予定です。

その他、カンファレンスやミーティング用のスペースも提供されています。また、レストランやカフェも併設されていて、Crystalの設計やコンセプトを見学しにくる人々が利用できるようになっています。

Crystalを見学すると、建物全体が傾いていて、広場の上に浮かんでいるように見えることに気づくと思います。設計者と建築家が、素晴らしいものを建造しようと、精密かつ正確な計算をした成果です。Crystalは、都市における電力や環境の問題を検討するシンクタンクとして設計されました。デザインはシンプルかつ気品のある概観で、地域の高層建築に調和しています。Crystal はZ型になっていて、近い将来、改装や拡張がしやすいようになっています。CrystalがZ 型であることで、シンクタンクのあらゆる場所で適切な照明が利用できます。

Crystalの建物を外から覗くと、建物が透明であると思うかもしれませんが、実際にはエネルギー源を節約するためにガラスを覆う特殊なフィルムが使われています。Crystalの窓の機能は、Crystalの中央管理システムで制御されています。

Crystalのさらなる特徴

Siemens社は、Crystalに関連する情報を提供する、専用ウェブポータルを立ち上げました。この建造物についての情報を知りたい方は、このウェブサイトで情報を閲覧することができます。この他にもウェブポータルが、手間のかからない方法でCrystalの情報を提供しています。

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