自動車に用いられるモーターは、レアアース素材を含んでいて、名前が示すように、これらの素材は希少でコストも高く、最近では価格が高騰しています。 最終的には、車の価格の高騰にも繋がっています。 この問題の解決に、東京理科大学のノブカズ・ホシ研究室の科学者達が電気自動車を開発し、そのモーターはレアアース素材を使用しないものです。 この車のモーターの素晴らしい所は、レアアース素材を含んでいなくとも、レアアース要素を含む車のモーターと、同様に機能する事です。
このモーターは、東京理科大学で開発された電気自動車に使われています。 このモーターは５０キロワットの出力と９５％以上の効率があり、科学者達に「切り替え抵抗モーター」と呼ばれています。 モーターは磁気抵抗の差を利用する事で回転し、エネルギーを発電します。 科学者達は、モーターは耐熱性があると言っています。
モーターには欠点もあります。 主な問題は、「切り替え抵抗モーター」のトルクとエネルギー効率が、レアアース素材を含むモータより少ない事です。 しかし乏しいトルクは、研究チームの信用を奪うものではなく、このモーターはトルク密度のレベルに達していて、他の切り替え抵抗モーターには出来ない事です。 研究者達はまた、車にモーターを搭載した後に起こる問題として、騒音や振動についても考慮しています。 しかし、科学者達はこれらの問題を解決するためにテストを行っていて、やがて解決するでしょう。
Via: ディグ・インフォ
