マケカデザインはダー・セ・サラムの研究施設拡張において継続使用性の解決を提案しました。このセンターはアフリカの食料セキュリティー向上の為に働くスタッフの新しい住居として重要です。新しい建築様式はオープンで自然光を使ったホール、学習センターに加えてプライバシーの保たれた部屋も用意されています。
このビルの建築プランの優れた点は農業に関する研究はもちろんですが、全体において省エネ性に優れていることを最優先されたことにあります。アクティブ・受動の両エネルギーシステムが採用され、屋根部分はソーラーパネルが設置され、太陽光を最大限吸収するように角度が付けられています。同時に太陽の熱も有効に使用し、建物を暖かくしすぎないように工夫されています。ソーラーパワーが第一発電施設ですが、バックアップとして音の静かな発電機も設置されています。
ビルの冷房に関しては、ここでも省エネ性が第一に考えられています。通気は2種類あって、風を利用するものとスタック通気です。特殊通気システムによって屋根のすぐ下に通ったところを冷たい空気が循環して熱い空気を追い出します。このような受動エネルギーシステムは建物全体に設置され自然光や通気システムなどが張り巡らされています。
雨水も再利用できるようになっていてV字型の屋根を通して貯水されます。そこからいろいろな機器を使ってフィルターされリサイクルされるのです。主にガーデンの水遣りに利用するのです。