ご存知のとおり電気自動車には様々な種類が用意されており、ＥＶと分けられますが、トヨタ関連会社の花沢 正弘さんのコンセプトと東京工業大学の大平 隆さんのコンセプトは環境に優しく走行距離に限りの無いものです。アイデアは電線を使って走る電車から得たもので、危険な障害物をよけながら路上でも電気で走れるようにしたものです。
高速インバータの使用でエネルギー源からラジオ周波数（ＲＦ）に変換するのですが、このインバータは道端に設置しています。ＲＦ電圧は地面にあってバランスよく一体化された鉄のトラックです。鉄と金属ベルトがＥＶ車のタイヤ内に付いているのですがそこを通してＲＦ電圧が伝わるのです。このようなコンセプトでは通常の電池で走るＥＶの抱える走行可能距離問題を解決してくれます。さらに電池充電時間が長く電池代も高いなどの理由も将来型のアイデアを後押ししています。
前述の２人のコンセプトは従来のエンジン車に代わるだけでなく、効率の高いグリーンアプローチもできて、ガスも出さずに低速時には動力エネルギーも使用します。騒音にも効果的で電気モーターは低温で稼動します。さらに研究チームは特殊研究によってコンセプトの実用性を調べました。そもそも金属をタイヤ内のどこに埋めることができるのか、地面の場合はなどが検証されました。２枚の特殊金属プレート間の電導性はＲＦを効率よく流し、１ＭＨｚあたり２０００－７０００Ｈｍを実現します。これにマッチすべく５００Ｈｍのリアクター回路をデザインして、無駄を少なく高い効率性を実現しました。
したがってこのような低力実験は路上での走行車への電導が可能である、ということを示しています。高速道路がこれを利用して作られたら楽しみです。電池に関する問題は解決され、高速走行もとっても楽になります。
