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トヨタTMG EV P001が電気自動車のニュルブルクリンクのラップ記録を塗り替える

Toyota TMG EV P001

電気自動車が、モータースポーツの分野で、同じくらいの強さの車と競い、そういったガソリン車の対向車と同じくらいの性能を出すことができるということを信じていない人たちには、次にご紹介するニュースは、ちょっとした驚き以上のものかもしれません。  トヨタのTMG EV P001スポーツカーは、有名なドイツのニュルブルクリンクノルドシュライフェのサーキットで、電気自動車のラップ記録を破りました。TMG EVは、20.8kmのラップを7:47.794というタイムで周り、過去プジョーのEX1が保持していた9:01.338というタイムを70秒以上縮めました。


電気自動車は、タールマック(道路の舗装の一種)で、ガソリンを大量に使うスポーツカーと同じくらいの強さがないと、長い間馬鹿にされてきました。でも、事実は、TMG EV P001は、ガソリンで走るポルシェ956が6:25.91が最速ラップを達成したトラックである20.8mのトラックで7.47を達成し、それも1983年ですから、トヨタのそれほど(ガソリン車と比べて)ひけをとらないスプリントは控えめに言っても、心温まるものです。

TMG電気自動車は、合わせた出力が最大800Nmトルク出すことができる2つの電気モーターが搭載された急進的なスポーツカーのシャシーがついた、スポーティーな車です。道路走行が(法律的に)可能なタイヤを装着しているこの電気レースカーは、最大速度時速260kmまで加速することができます。前述した新記録を打ち立てた際のトラックの温度は、タールマックでのレースを実際にするときの統計と比べると低かったものの、このパワーがその晴天下での新記録樹立に一役買ったことでしょう。

もちろん、記録への挑戦は、トヨタ・モータースポートGmbHのエンジニア達の影での働きが正しい方向であったことを意味していて、記録として得られた数字は確実に、彼らのプライドに大きな自信となってプラスされたことでしょう。EV P001の記録が意味すること、それは、電気自動車も、レース中にバッテリーの充電のためにピットに寄らずに持つくらいのバッテリーを作ることができるならば、普通のレースでも、従来のガソリン車と遜色のないパフォーマンスができるということです。 そういったバッテリーが実体化したら、モータースポーツ界に革命を起こすのみならず、私たちのスーパーカーやパフォーマンス重視の自動車についての考えにも革命が起こることでしょう。

Via: Car Advice

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