人類の産業化、近代化と技術の進歩の探求において人間が引きと越してきたすべての破壊という厳しい現実に、私たちは今向き合っています。この憂慮すべき状況は、個人、組織や国家が共に手を取り合い、持続可能、かつ環境にやさしい解決策を見つける努力をする方向へ導きました。ここでご紹介するのは、差し迫った災害から世界を救うためにデザインされた、５つのそんな驚くべきエコプロジェクトです。
1. 中国 ツァイダム盆地プロジェクト
中国は、もうすぐ世界全体で、最も大きな太陽光エネルギーの公園を有する国になります。このプロジェクトの第一段階はツァイダム盆地（中国北西部）に位置しており、30MWの能力を有しますが、このプロジェクトは開発され、1GWのエネルギーを供給するようにグレードアップされています。プロジェクトはQinghai New Energy Co. 社と、China Technology Development Group Corporation社が最近、地元政府との合意に達し、これらの企業が行うことになっています。地元政府、および中央政府はあらゆる角度からこの電力プロジェクトを力強く支援していくことになります。この野望的なプロジェクトの第一段階はそれだけで1.46億ドルかかる見込みです。プロジェクトの場所は、太陽光という面で（そこは砂漠地帯なので）、また、パワーグリッドの入手性という面で、おそらくもっともふさわしい場所です。この場所は、およそ256,000キロメートルのエリアをカバーします。このプロジェクトは、中国の気候の危機に立ち向かうため、代替のエネルギー源を得ようという、中国政府の強い責任感と決意を反映しています。
2. スウェーデン Markbygden
スウェーデン最大の風力発電所は、ノルボッテンにあります。その風力発電所はスウェーデンのMarkbygden（ピティオ市） に位置し、ヨーロッパで最も広大な土地であると喧伝され、世界でも最大規模の風力発電所だと言われています。プロジェクトは、年間12TWhの電力を生成する1100個の風力タービンを設置する予定で、これは2020年までにスウェーデンの目標としている風力発電量の50％に相当することになります。この巨大プロジェクトは2020年までに完成する予定です。このプロジェクトの場所、 – Markbygdenは、スウェーデンの3つのハイウェイが交差する場所に近くでパワーグリッドや送電線に近く、立地的にはとても理にかなった場所です。風力発電所の円滑な機能を確実にする巨大な水力発電所を通して、バックアップ電力も入手できます。 クリーンエネルギーの面で、スウェーデンはヨーロッパで主要な国です。同国はまた、他にも多くの“グリーン”なプロジェクトがあり、その中には、2030年までに全ての自動車の排出ガスをゼロにするものや、2050年までに、国全体が排出する炭素をゼロにする、などといったものもあるのです!
3. ポルトガルAcciona Amareleja (Moura) PVプラント
Acciona Amareleja (Moura) PVプラントはポルトガルの Amarelejaにあり、年間約93万KWhの電力を生産できる能力を持っています。 この巨大な太陽光電力のプラントは、250ヘクタールのエリアに広がって織り、26万2080の太陽電池モジュールを設置してあります。このプロジェクトは、その種では世界最大と喧伝されていて、3.67億アメリカドル分を投じた、主要な投資でもあります。プロジェクトの主な特徴は、このプラントが、化石燃料によって引き起こされている、年間89,383トンにものぼる炭素排出物から世界を救うということ。Accionaは、代替エネルギー源が非常に効率的で有能であるということを証明する、インスピレーションを与えるランドマークなのです。
4. カリフォルニア サンルイスオビスポ郡 トパーズソーラーファーム
パシフィックガス・アンド・エレクトリック・カンパニー(PG&E)はトパーズ・ソーラー・ファームズLLCと共同で、800MWのクリーンエネルギーを共同で生産する、２つの発電所規模の太陽光発電所の建設の契約を締結しました。これは、1年間で1.65億KWhのエネルギーの生産につながります。この数字は、その地域の239,000世帯分の年間電気需要量を供給するのに十分でしょう!
そのような発電所規模の太陽光発電プロジェクトは、太陽光を電力に変換するのに太陽電池を有効に利用し、電力消費が一番高い、日中の時間帯に最大のエネルギーを実質的に生産することができます。
トパーズソーラーファームと呼ばれる最初のプロジェクトは、550MWの能力を有し、コスト面では比較的コストが低めです。プロジェクトは、カリフォルニアのサンルイスオビスポ郡にあり、毎年110万MWhの電力を供給することが可能になります。このプロジェクトは2013年には完成して稼動することになっています。
カリフォルニアバレーソーラー農園と呼ばれる2つ目のプロジェクトは、250MWの能力を有し、最初のプロジェクトと同じ場所に設置されます。このプロジェクトは、年間で55万MWhの再生可能エネルギーを供給することが可能です。
5. フロリダ バブコック農園
アブダビに建設されたような、太陽光を使った都市が新しい、“バブコック農園”-明日の新しい都市で、フロリダの南西でもうすぐ現実のものとなります。この太陽光を使った都市は Kitson and Partnersが、Florida Power and Lightと共同で建設することになっています。この野心あふれる、ソーラー都市は、17,000エーカーの土地をカバーし、Florida Green Building Councilによる標準のアウトラインで建てられるオフィス、小売店、照明関係の産業、商業と住居スペース（20,000棟の住宅）で構成されます。プロジェクトは20億ドルの費用がかかり、うち3億ドルが全て太陽光発電所に割り当てられます。 そうした構造以外にも、土地部分の半分は緑とオープンスペースに割かれ、このプロジェクトで、2万の新しい雇用を作り出すと概算されています。
