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クリーン・エネルギーで家に電力を供給する変わった方法4選

Night Club

非再生可能エネルギー源に対する危機意識が高まる中、人々は段々と再生可能エネルギー源をできる限り活用するようになりました。再生可能エネルギーを使えば使うほど、環境にはやさしく、エネルギー保障を強化することができます。太陽や風といった自然エネルギー源は、誰でも無料で利用することができます。これらのエネルギー源で電力を発電するため、今日ではソーラーパネルや風力タービンはどの家庭にとっても当たり前のものになっています。このような方法で作られた電力はクリーンで環境にやさしく、コストも高効率です。しかしこの他にも、今まで見たことのないような変わったエネルギー源が、環境にやさしい発電のために使用されているのです。エコ・エネルギーを生み出す変わった4つの方法を見ていきましょう。

1. 人間の動き

Dance Floor

エクササイズやランニング、ウォーキングやダンスなど、体を動かすどんな動きもエネルギーを生んでいます。人間の動作によって生まれたこのエネルギーは、電力に換えてもう一度使用することのできる持続可能なエネルギー源なのです。この発電技術は、環境団体Enviuやオランダの建築会社Döllによって、オランダのロッテルダムにある「サステイナブル・ダンス・クラブ」のデザインに導入されています。このクラブを作る上でのコンセプトは、クラブにいる何百人もの人々の運動エネルギーから電力を生むことです。インタラクティブアート・環境で有名なスタジオ・ルースガールド社が、ダンスフロアを設計し作りました。環境にやさしいダンスフロアで誰かが踊るたびに、エネルギーが発電され、クラブのライトやスピーカーなどに使われます。このクラブはまた、若い世代に持続可能で環境にやさしいライフススタイルを促進します。

2. 風の動き
Wind Pavillion

カリフォルニアを中心に活動する国際的に著名なデザイナー兼芸術家のマイケル・ジャンセンは、建築において代替エネルギー・システム導入の可能性を探っており、国内で注目を集めています。彼の「ウィンド・シェイプト・パビリオン」は、再生可能で環境にやさしいエネルギー源となる建築物です。建物は6つに分かれており、均整のとれた形で立っています。風が吹くと、6つそれぞれの部分が動き回り、その圧力によって夜間に使われる電気が発電されます。各部位の建築には軽量の織物組織が使われており、中心部の支柱の周りを回ります。住人は、違う眺めを見るためや、天候に応じて各部位の位置を変えることができます。

3. 音エネルギー

Sound Energy

ユタ大学の物理学者Orest Symkoand氏のチームは、機器を小型化し最適化することで、廃熱を音エネルギーにし、それから電気に変換する方法の開発に成功しました。熱源が閉鎖空間に触れると、その空間内の空気が膨張し、内圧が増加します。フィルターや風穴によってこの加圧空気は外に出て、標準周波数のクリアな音を出します。この周波数は、得られたエネルギーに比例します。周波数が高まれば、エネルギーを簡単に抽出することができるのです。音を電気に変換するには、音波が通過する際に圧電装置を使用します。このコンセプトは、例えばノートパソコンやテレビなど私たちの日用品に導入することができます。機器が生み出した廃熱が、最終的にはそれら機器に還元されるのです。

4. ホウレン草(光合成)

Spinach

ホウレン草はヘルシーな野菜ですが、今日この野菜は、環境にやさしい新方法で電力を発電するために使われているのです。マサチューセッツ工科大学の研究員たちは、ホウレン草を使用して光を電荷に変換する電子機器を開発しました。マシュー・コーツ氏とティム・メルドラム氏は、必要な電力をホウレン草から得る家を設計しました。実際、ソーラーエネルギーは間接的に家に電力を供給しますが、ホウレン草からとれる光化学系Iと呼ばれるたんぱく複合物によって、グリーンな電力を得られるのです。ホウレン草の葉の葉緑体に含まれるこのたんぱく質は、有機半導体として機能し、太陽電池とってソーラーエネルギーを生み電気に変換するのです。

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