毎年、何百万メートルに渡る廃棄物が土地を汚染しています。その上、これらのゴミは分解に何千年も要するのです。しかし、現在の消費と廃棄のスピードでは、世界は直にごみ箱へと変わってしまうでしょう。数多くのキャンプやネット運動、スローガンにより、沢山の人々が分解可能製品を使用する必要性に気づくようになりました。そして現在、その効果が表れています。
消費者は段々とエコ製品に興味を持ち始め、世界市場はますますリサイクル可能の家庭用品、ハードウェア機械、そして日用品に向かっています。今日の消費者は、リサイクルができる、もしくは分解の可能な製品を求め、自然素材でできた安心で確実な様々なグッズを手にしています。これまで、環境にやさしいバッグや家庭用のソーラーエネルギー・パネルなど、人を笑顔にさせる数多くの製品を見てきました。この中で、大笑いさせるような製品もあるのです。分解可能な自転車、ペン、携帯電話なんてものを想像してみてください。さあこれから、目を疑ってしまうような分解可能製品を取り上げていきましょう。
1. 生物分解性ペン
世界中の学生に使用されているペンのほとんどは、その広い用途と短い寿命に関わらず、プラスチックか金属でできています。このペンたちが捨てられると、文具におけるプラスチックゴミの大半を占めるのです。しかし、このようなことはもう終わりです。グラス・ルーツ社が開発した生物分解性ペンが解決します。Mater-Bi(マター・ビー)というこのペンの本体は、一年未満に廃棄されたコンスターチの合成物でできています。プラスチックでありながら生物分解ができるのこのペンは、地球の環境へ配慮した人々にとって素晴らしい代替品となるでしょう。
2. 生物分解性スポーツカー
ウォーリック大学の学生たちが、ユニークなスポーツカー「エコ・ワン」を生み出しました。この車は時速125マイル(約200ｋｍ)を出すことができるのです。さあ、本当の驚きはここからですよ。なんと、この車の95%は生物分解ができるのです。唯一分解できない部分は、枠を強化するスチールのシャシー部分のみです。車体は麻繊維、ブレーキパッドは木の実の殻、そしてタイヤはジャガイモでんぷんからできているので、車はリサイクルが可能で、最終的には生物分解することができるのです。
3. 生物分解性便器
「病院」という単語を耳にしたとき、何を思い浮かべるでしょうか？壊れた注射器、ペットボトル、期限切れの薬、プラスチック…莫大な量の非生物分解性の物が環境に害を与えています。しかし、このようなことは変わろうとしています。今日の病院は、ソーラーエネルギーを暖房や電力に使用しており、廊下を横切れば緑あふれる庭と雨水採取の屋根、そして環境にやさしい施設が病院内に見られるでしょう。トロントに本拠を置く会社Vernacareは、患者のために様々な種類の環境にやさしい便器を発売しました。この便器は古い電話帳とみつろうでできているので、不使用になった時に全て生物分解することができます。
4. 生物分解性カメラ
ソニーが、世界初のエコ・カメラを発表しました。「Odo(オド)」というこのカメラは、生物分解性の枠でできているために分解が容易で、最も優れた点は電池が不要である点です。運動エネルギーを電力源にしているので、カメラを数秒回せば、その電力で写真を撮ることができます。さあ、グリーンに笑う時が来ましたよ。
5. 生物分解性傘
ブレリ社は、完全に生物分解可能な新たな傘を製造しています。この傘は、バイオプラスチック材料を傘体に、そして竹をワイヤと持ち手部分に使用しています。傘全体の分解にかかる
6. 草の携帯電話
成長する中国の携帯電話会社Je-Hyun Kimは、半分がリサイクル、そして残りの半分が生物分解できる、環境にやさしい携帯電話を生み出しています。使用後、キーパッドとスクリーンはリサイクルすることができ、残りの部分は炭素化合物のような草でできているために完全に生物分解することができます。分解にかかる期間は2年間ですが、使用頻度によって異なります。
7. 木製自転車
この男の子は、驚くべき成功を収めました。16歳の高校生マルコ・ファッチョラ君は、全て糊と木でできた、完全に生物分解ができる自転車を発明したのです。リムからチェーンまで、タイヤやサドルも含め自転車はすべて木でできています。部品は簡単に修理しリサイクルすることができ、最終的には分解が可能です。マルコ君は、このエコ自転車を学校の課題で発表しようと考えています。
