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廃棄物の芸術的再利用ベスト7

近頃では廃棄物をごみとは考えません。しかし、中には廃棄物をごみ箱に投げ入れたり物置のすみに放置して無駄にする人たちもいます。そして、中には廃棄物を利用して芸術的価値の高い作品をデザインし創造する、他と同じ思考を持たない人たちもいます。革新的なデザイナーの多くは廃棄物を利用して製品を創り出しており、こうした製品は市場に出回っています。

ここでは、廃棄物の芸術的再利用ベスト7を紹介します。

1. 6万5000枚の廃棄CDから創った輝く風景   

Shiny landscape

廃棄CD6万5000枚を利用した見事な輝く風景の設計と創造は、フランスの芸術家Elise Morin氏とその友人である建築家Clémence Eliard氏の功績です。この巧みな芸術作品はパリのオーベルヴィリエ通りにあるサンキャトルで展示しています。Morin氏とEliard氏は廃棄CD6万5000枚を縫い合わせてディスクの大きな波を構成しました。廃棄CD6万5000枚は500平方メートルの全面積を占め、将来的にはこのディスクはポリカーボネートに再生します。廃棄CDを使用して美しい展示品を創り出すことによって、廃棄物は賢く利用すれば魅力的な作品を生みだすことができるということをMorin氏とEliard氏は証明しました。

2. タイヤから創った想像をかきたてる彫刻   

Inspiring sculptures

韓国の彫刻家Yong Ho Ji氏は廃棄タイヤを利用して想像をかきたてる彫刻を数点生みだしました。Yong氏の彫刻は変異した形態を表現する三次元構造を持っています。Yong氏は動物の完全な構造を巧みに表現する、見事にデザインした彫刻を重量タイヤを使って創り出しました。ある作品は遠目に見ると馬のように見え、近くから見ると牛の脚の上に立つニワトリの尾のように見えます。Yong氏はこれまでにオートバイや自転車そしてトラクターのタイヤを彫刻に利用してきました。

3. Mecier氏によるごみから創る有名人の肖像画    

Mecier's Portraits of Celebrities

ごみから有名人の肖像画を創り出すというアイデアは芸術家のJason Mecier氏の新案です。Mecier氏は豆、麺、鉛筆そして毛糸など数種の廃棄物を利用して傑作を生みだしています。また、口紅やアイライナーそして他の化粧品を使った肖像画も創りました。Mecier氏はもう10年以上こうしたユニークな芸術作品をデザインしており、アメリカ大統領バラック・オバマ、オルセン姉妹、アンディ・ウォーホル、クリス・ロック、ル・ポールなど数々の有名人の肖像画を作ってきました。

4. 何百万本のビールビンから作った家  

House beer bottles

ビールの空きビンをどうしましょうか。使い道のないごみとしてごみ箱に捨ててしまいましょう。しかし、アルゼンチンの芸術家Tito Ingenieri氏はそうは考えず、ビールの空きビンを利用して家を建てました。彼は19年間を費やしビールビン600万本を使って家を建てました。ビンは近所から寄付してもらったものや通りから収集したものを使用しました。ビールビンハウスは廃棄物を利用するという典型的な例です。

5. 吸いがらから作ったカーペット   

Carpet cigarette butts

吸いがらから何かを創り出すことを考えたことはあるでしょうか。奇妙に聞こえますが、実際に吸いがらを利用して美しく魅力的で実用的な製品を作ることができます。Jesus Bubu Negron氏は吸いがらを使ったカーペットをデザインし、吸いがら数百万本を使用して美しいカーペットを創りました。プエルトリコの芸術家が創り出したカーペットは織りカーペットのように見えます。このカーペットは2007年に歴史地区のSouq Al-Arsaで初展示されました。完全な廃棄物を使用して美しい製品を創造したことはNegron氏の功績によるものです。

6. 再生紙から作った詳細な造形作品   

Detailed sculptures

チリの芸術家Don Lucho氏は再生紙のみを使用して詳細な造形作品をデザインし創作しました。この3D作品は厚紙を使い、平均的な人間の生活を表現するように創られています。Lucho氏は、この美しい作品をチリの首都サンティアゴの街路で発表しました。同氏は非常にうまく再生紙を使い、墜落した航空機や住居の内装などを具現化します。また、Lucho氏は詳細を徹底的に創り上げます。その創作品は間違いなく魅力的であり、美しくユニークなものを創り出すために芸術的な方法で廃棄物は利用することができることを示しています。

7. Perkins氏によるごみから作る肖像画    

英国の芸術家Jane Perkins氏はごみを利用して有名人の肖像画をデザインし創作しています。Perkins氏は、バラック・オバマ、ミシェル・オバマ、ネルソン・マンデラ、エリザベス女王など数々の著名人たちの肖像画を不用なおもちゃ、ボタン、プラスチックフォークなどを利用して創作しました。同氏によれば、ごみを使って肖像画を作り出すこの発想は、破損したジュエリーを使って美しいデザインを作り出すエクアドル人美容師から得たということです。

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