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自給型ロボット技術の素晴らしい使用例5

Coolest uses of self-powered robotic technology

ロボットは間もなく人類の未来となるでしょう。現在、皿洗いから自動車の組み立てまで、これらのマシンが行うことができます。そして自立型ロボットの出現によりロボット自身が操作を行うようになってきました。こうしたロボットはあらかじめプログラムされており、様々な状況に応じて自身で調節を行うことにより動作します。

しかし、ロボット自身が調整するのが難しいことが一つだけあります。それは電力を見つけることです。ロボットは最終的には電子機器なので、駆動するためには電気エネルギーが必要です。バッテリーに電力がある限り、ロボットは駆動します。しかし電力がなくなれば、ロボットは動作の途中で停止してしまいます。たとえバッテリーの手入れをする人間がいない場合にも電力を自給できるロボットを作るため、大半のロボットは太陽光や水力エネルギーといった、非従来型のエネルギーを使うものとして設計あsレテ居ます。素晴らしい自立型ロボット技術の5例を見てみることにしましょう。

 

 

1.バイオマス燃料で駆動するロボット

Biomass-powered robot

米国政府研究機関DARPAから資金提供を受けたEATR(Energetically Autonomous Tactical Robot/エネルギー的自立戦術ロボット)は、草や葉など植物性のものをエネルギー源とするロボットです。植物バイオマスは容易に見つけることができるため、ロボットが地上で駆動する場合には有用です。動物バイオマスは、植物に比べてより有用ですが、恐ろしいものであり、ジュネーブ条約第15条により、使用が禁止されています。

このロボットは石炭を始めとする従来の燃料でも駆動させることができます。

 

2.海上の原油流出を処理するソーラーパワー駆動のロボットSolar-powered robot

原油流出は、核戦争や地球温暖化と等しく、世界最悪の悪夢です。原油流出がひとたび起これば、その地域の海洋生物の少なくとも一部が消滅します。流出した原油を迅速に処理するメカニズムがないと、この状況はさらに悪化します。

そこで、自立型ロボットを使って流出原油を処理するというアイディアが生まれました。「シースウォーム(Seaswarm)」と名付けられたこのソーラー駆動のロボットには、MITで開発されたナノテクノロジーが使われます。このロボットは効率が良く、また高速で流出原油を処理します。このロボットの一団がメキシコ湾の流出原油を1ヶ月以内に処理できると言われています。

このロボットは、油を吸収するナノ・ファブリックで表面を覆ったコンベアベルトを備えており、ロボットが動くとコンベアベルトが回って油を回収します。本体には四角のソーラーパネルが搭載され、これを使って発電、その電力で駆動します。また、GPS追跡システムも搭載しています。

しかし、このロボットには使用にあたり大きな制限があります。それは、非常に高額であり、原油流出量が非常に多いところでは使用できないということです。こうした制限は、今後の改良により改善されるでしょう。

 

3.水漏れ探知の自立型ロボット

Water leakage-monitoring robot

世界中のほぼ全ての大都市では、水は水道管を通じて利用します。水道管は完璧なものではなく、長期間の使用により管に亀裂や割れ目を生じ、その結果膨大な量の水が無駄になったり、水道水の汚染を引き起こします。水漏れをモニターするため、Kaunsthochschule Berlin社は水道管調査のために人間が穴を掘ったりする必要がない、自立型の漏水検知ロボットを考案しました。「TubeBot」と名付けられたこのロボットは、水道管内の水の流れを使って発電し、その電気で駆動します。漏水の検知には超音波技術を使い、データを断続的に制御室に送ります。このロボットよりも大きな径の水道管でのみ使用が可能です。

 

4. BlueBiped

BlueBiped Robot

日本はロボット工学の分野におけるパイオニアであり、この国から素晴らしいロボット技術が生まれることが期待されています。「BlueBiped」と名付けられ、日本の脚に似た形をしたこの新しいロボットは自重によって駆動し、動作のためにモーターや油圧を必要としません。自立型でどんな地形でも人間の脚のように歩くことが可能で、ロボットというよりは人間のようです。人間の干渉なしに13時間連続しての歩行が可能で、災害や事故により脚を失った人々への応用が今後予定されています。

 

5.波力発電のロボット

Wave-powered robot

Liquid Robotics社によるこのプロジェクトは、海洋防衛や工業の分野に取り入れられるものになるでしょう。もともとはザトウクジラの監視のために開発された「ウェーブ・グライダー」と名付けられたこの自給型の海洋無人偵察機は、波の力で駆動し、現在スクリップス海洋研究所を始めとする研究機関が運用中です。グライダーの水中部分がソーラーパネルがついた浮きに接続されており、ソーラーパネルで吸収した太陽光により発電した電力は通信システムのバックアップ電源として使われます。このロボットは自立モード及びリモート制御の両方が可能です。

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