グリーンホームはエネルギー、水、建築素材の効率的使用に焦点を当てるものです。グリーンホームは省エネ性とインドアの空気の質や継続使用性に加えリサイクル素材の使用を念頭にデザインされます。具体的な素材としては特殊セメントに鉄やタイル、リサイクルアルミニウム、竹素材にグリーンな屋根などがあります。技術面に関してもたくさんのオプションがあります。省エネエアコン、節水施設、コンポストトイレ、高性能ガラス窓などなどです。リサイクルをしたり掃除器具に工夫を凝らすことも幸せに健康に暮らす上でいいことです。ここでは具体的な例について見てみます。
１．家電を改良する
家電の電気使用量は全体の１８％にも及びます（冷蔵庫が最も電力消費が高い）。１０年以上使用した家電は省エネ機能の付いている新型モデルに買い換えましょう。このモデルは１０－５０％の省エネ・節水を実現し、果物や野菜なども地元で買えば運送の燃料もかかりません。これに加えて農薬や包装方法も考慮に入れるべき点です。
２．流れの少ないローフロー
ローフローのシャワーヘッドを取り付けて水圧を抑えて節水を図ります。こうすることで４人家族で年間＄２８５ほど節約できます。設置には＄１５以下で済みますし取り付け方も簡単です。
３．温度調節
サーモスタットは寒い時は低めに、暑い時は高めに設定しましょう。寒い時に華氏６８度以下では１度ごとに５％以上のエネルギーを節約でき、暑い時に華氏７８度にセットすると省エネでお金の節約にもなります。
暑い日には東西の窓にシェードをつけて省エネしましょう。皿洗いなど熱を発生する家事は夕方まで待ちましょう。
毎月ごとの暖炉の空気フィルター掃除もお金の節約につながります。また、新型暖炉は昔のものに比べて２５％以上も省エネ効果があります。
４．温水ヒーター用断熱ジャケット
温水ヒーターやパイプの周りに断熱材を巻きつけることもエネルギーとお金を節約することになります。価格は＄１５－２０で、パイプ用は６フィートごとに＄１もしません。温水ヒーターの温度を華氏１２０度まで下げれば火傷の心配も低くなります。
５．エコフレンドリークリーナーを使う
普通は有害である家のクリーナー各種もエコフレンドリー版に代えましょう。例えば、有害薬品の変わりに麦アルコールを使ったりユーカリやセージのような植物性の殺虫剤を使うようにしてトリクロサンの使用を控えたり、植物油をオイル質の漂白剤の変わりに使うようにしましょう。要は石鹸や水、ベーキングソーダ、酢などを利用して自家製クリーニング製品が作れるのです。
６．竹をハードウッド床に使用する
竹は再生スピードが速いのでエコフレンドリー素材として使われます。普通のハードウッドの木は生長に４０－１００年かかりますが竹の場合はわずか４－５年です。しかし、竹を床に使う時は有害接着剤を使わないものにしましょう。
７．ＶＯＣ塗装
一般的な塗料は有害鉄や揮発性の高い有機成分があって、オゾン層破壊やスモッグなど空気を汚して健康に被害を与えています。これを室内塗装に使うと、たとえ乾いた後でも空気中に有害物質を吐き出すことになるのです。ですから低ＶＯＣ塗料を選ぶと良いでしょう。
８．受動ソーラーデザイン
受動ソーラーデザインを使った自然冷暖房は世界中で行われています。石製の床やビルのレイアウトの仕方、屋根部分や窓に色々な技術を適用させることで天然太陽光を効率的に使用できます。オープンフロアのデザインも冷暖房効果を高めます。２重ガラスも断熱には効率的で通気性にも影響を与えます。ドアと窓の配置もそよ風を利用した通気性の効果のために良く考えましょう。吸気量を少なくして排気を多くすれば温度が上がる時にも空気を動かし続けられます。メタル酸素コーティングを特殊ガラスに施せば太陽熱を遮断しつつ保温効果も保てます。
９．再生可能・リサイクル素材を使う
排気木材やプラスチックでできたトレックスなどのブランドを選びましょう。版築やわらぶき、断熱コンクリートなどの特殊建設方法も効果的です。家庭ゴミをリサイクル方法を探しましょう。格納容器やキッチンにガレージにも意外なヒントがあるものです。できればローカルなものにすれば尚良いです。
１０．建築現場において気をつけること
Ａ．植物や鳥の巣などは建築中に壊さないように守りましょう
Ｂ．自然に排水ができるようにデザインしましょう
Ｃ．残った塗料などは持ち帰って処理します
Ｄ．建築素材のゴミ全般も適切に処理するようにしましょう
