電気自動車についてはたくさん耳にしますが今回は電気飛行機の紹介です。数年前は電気でモーターが動くなんて思いもしませんでしたが、今やそれが実現しているのです。電気飛行機も日に日に進歩を続けていますので少しここで見て見ましょう。
１．ユーネックＥ４３０
見た目的には他の飛行機と変わりませんが、電気で動くのが大きな差です。２３０Ｖの家庭用電源で３時間で充電できます。ツインエンジン、１人乗りのこの飛行機は上海近辺で初飛行しました。情報では振動や騒音も無いということですメンテナンスもあまり必要ないシンプルな作りです。静かなのもポイント高いです。オシュコシュ・ＥＡＡエアベニューで国際デビューもすでに果たしており、販売価格は＄８９０００です。
２．クリクリ
クリクリはエコフレンドリーで高速な飛行機です。このカテゴリーでは最速記録を誇り、これまでのイタリアチームの持っていた記録の時速１５５マイルを大きく上回る１６２マイルをフランスチームは実現しました。エレクトラビア社製の電気モーターは３５馬力を発生し、世界記録達成時も全容量の７５％しか使っていませんでした。フルパワー時には２２０マイルまで出せるということですが、ボディー構造自体がそのスピードに耐えられないということです。空気抵抗も綿密に計算されていてプロペラの位置取りなどにも工夫されていることが高速飛行のポイントにもなっています。
３．スカイスパーク
クリクリの前にこのスカイスパークが世界記録を持っていました。イタリアの世界エアショーで時速１５５マイルを叩き出し、７５ＫＷの電気量が特長です。加えて高速飛行用に６５ＫＷのバレンチノモーターが取り付けられています。電池はリチウムポリマー電池です。最近になって改造が加えられているので最高速度はもっとでるはずです。このスカイスパークはツリン工科専門学校とデジスキー社の共同プロジェクトとして生まれました。
４．ラピッド２００ＦＣ
ＥＵ諸国の協力により生まれました。主な目的としては燃料電池使用の電気飛行機の実用性を示すということで、２０ＫＷリチウムポリマー電池と２０ＫＷのＰＥＭ燃料電池のハイブリッドで飛行します。パフォーマンス性能に関しては期待以上のものを発揮してくれます。
５．マルチコプター
世界初の有人電気ヘリコプターです。他の類似製品に比べて構造はいたってシンプルでモーターが回らなくなったとしても安全に着地できるということですし、プロペラの消耗も遅めです。電池容量次第では１０－３０分の飛行時間が可能で、高さなどの飛行データは搭載コンピュータで制御可能です。ゆくゆくは販売用の開発にも着手する予定です。
