世界の現状はエコフレンドリー建築によって未来の事を考える必要があります。同じようにして建築物の中にはこれを実現している良い例がありますから、ここでは参考までに１０個の例を挙げていきます。
１．ソーラープラザ・ファーゴ
アメリカのノースダコダでの巨大プロジェクトのソーラープラザ・ファーゴは継続使用性建築の良い例です。９００００平方フィートのエリアに建てられたこのビルは、ガラスで覆われた巨大ソーラーパネルが付いています。住居用としても商業用としても使えます。ガラスは自然光をふんだんに取り入れるように取り付けられ、植樹や日光浴などにも最適です。デザインも工夫されていてソーラーパワーをフレーム無しのパネルを通して発電し、毎月７００００ｋＷｈ、毎年８５００００ｋＷｈユニットを発電可能で、これは全体の目標の半分に当たります。
２．チャールストンの建築物
チャールストンのデザイナー、マシュー・デービッド・ワグナーはバージニア工科大学の建築デザインの講師で、エコフレンドリー建築を一押ししています。個々の建築物の中にはアウトドアをインドアで行えるような仕組みになっているのもあります。エコな要素としては強風を利用したり自然光、通気性、シェード機能なども含まれています。
３．ジョージアのＣＣＨＲ
ジョージア州アトランタにあるＣＣＨＲセンターは、アントニー・プレドック建築とモディー・ノーランとのコラボによって継続使用性の高い建築でグリーン屋根に太陽電池パネルが設置されています。屋根部分は冷却システムとして機能し、太陽電池パネルの取り付け位置も良く工夫されています。雨水の収集・ろ過においてもエコフレンドリーさが適用されていて化石燃料の減少、地面の温度交換の有効利用に空気洗浄機能も生かされています。
４．ブリット・センター
ブリット基金の新しい本部用に世界で最も継続使用的なデザインの建物が考案されました。北アメリカでは一番のこのデザインは、太陽電池パネル発電機でビル全体の需要をまかないます。それだけでなくこのビルには５００００ガロンの貯水槽に雨水を貯蔵でき、有効利用されます。
５．ライチ・ジョーン・モウリン
フランスはレビンにある学校のライチ・ジョーン・モウリンはグリーンな活動が特徴です。ＯＦＦ建築によって開発されたデザインはジョーンズ・ギアシントとダンカン・ルイス・スケープ建築が担当しましたが、遠くから見たら自然と同化して分からないくらい周辺の緑と馴染んでいます。学校のテラス部分は芝生ですから周りの美しさと見事に調和します。
６．プロジェクト・エコリンク
エコリンク・プロジェクトと銘打たれて、ジュンカイ・ジャンとジンキ・ホアンといった建築家によってデザインされ、川沿いに出来る乗降ターミナルビルです。わざとバランスをずらしたデザイン設定で、自然光をたくさん取り込めるような作りになっています。ビルのデザインは雨水を集め散水用に使い、その他の植物はビルの内側に育つようになっています。屋根にはソーラーパネルが付き、発電した電気はビル用に使われます。
７．エジプトのアートセンター
継続使用性ビルとしては見事な例です。デザイナーのモアテセム・エスマットは様々なグリーンの特徴を織り込んで近未来的に仕上げました。風力・太陽エネルギーを利用して、雨水の再利用も考えられています。このデザインにおいては緑が豊富で中庭部分には自然光と通気性が取り入れられています。
８．ウーハン・エネルギーフラワー
素晴らしく美しいこの花形ビルはグロントミジ・ソーターズ建築によってデザインされて、エネルギー効率を考えて雨水の貯蔵や太陽電池などが採用されています。こうしてビル内の水と電力の需要を満たしソーラー煙突が中心に通って自然通気を実現します。建物の冷却機能も優れおり風力発電設備も設置されています。この建物は世界初のＢＲＥＥＭ賞を受賞したデザインを採用しています。
９．台湾タワー
ＳＴＬ建築によってデザインされた台湾タワーはタイチュング市では最も高い建物です。風の強さにも対抗できて再生エネルギーを有効使用できます。この手の建築物は機械による冷暖房が必要なく、電気代を大幅に節約できます。タワー中心部は軽量で、省エネ効果が抜群です。
１０．デンマークの施設
ＵＣＮ Ｉｍａｇｏと名づけられたこの複合施設はノージランド大学内にあり、ＧＰＰ建築よって作られたデザインを採用しています。デンマークのアールボーグにあるこの施設は４棟のビルからなります。デザインは環境に優しいうえに省エネ効果も念頭に置かれています。ソーラーパワーはビル全体のエネルギーをまかない、バルコニーと中心スペースは緑豊かなシェードとして機能します。
