私達が住んでいる世界ではコンクリートジャングルは例外的なものでなく、むしろ当たり前のものです。その明らかな影響は、周囲に緑地スペースが欠けているという形で目に見えるものです。その影響はまた、周囲の空気の質からも感じられます。 そうしたことが、持続可能な建築物の必要性を後押ししています。そうした状況は、水やエネルギーを再利用するだけでなく、汚染のコントロールと管理をすることができる高層ビルの建設の必要性を叫んでいるのです。藻類研究センターのコンセプトは、私達の時代のこういった全ての要求を１つの建物に取り入れようと試みています。藻類の研究は、バイオ燃料の生成の分野で藻が持つ潜在力が計り知れないことから、最近注目を集めています。
構造
そのタワーの上や周辺の藻類の造園は、空気をきれいにしてくれます。これは、他の植物がそうであるように、藻も、大気中の二酸化炭素を取り入れて、酸素を出すため。そしてこれが、この研究センターが、自己で空気をまかなえる構造物であることから、他の構造物と一線を画しているところなのです。藻類研究センターが、この藻の特性を使用するということは、適切であるということだけです。この建物の中心で、造園を高層ビルとつないでいる部分は一般の人が利用できるように計画されました。図書館、コーヒーショップ、会議室や講堂がその場所にあります。パブリックスペースの隣には、教室やオフィスがあります。上層階には、十分なスペースを持った藻類の研究のための研究室があります。雨水を集めたり、ろ過するシステムがこの建物の、環境的な持続可能性を適所に加えています。
藻類研究センターの重要性
化石燃料が永遠の間もちそうにないということは、よく知られた事実です。それに加えて、化石燃料は燃焼時に窒素の酸化物のようなガスを発生します。 こういったガスは大気を汚染していまいます。 そんなに大気に害を与えない、化石燃料に代わる燃料の必要性が、バイオ燃料の分野でのより素晴らしい研究にとつながっているのです。栽培下の同じサイズのエリアで比べた場合、藻は他の植物よりもはるかにいい燃料の資源になることが証明されています。藻類のもう１つの利点は、藻の生産に、海水をも使うことができるということです。藻から作られたオイルは生分解性で、このバイオ燃料がほぼ害がないので、オイルが流出しても、水が汚れることがありません。この分野の研究では、この燃料が化石燃料に取って代わる、実現可能なものであると考慮されるために、生産コストを削減する試みが求められています。
持続可能な建築物の要素
その構造物にある藻は大気中から二酸化炭素を取り入れます。雨水を集め、その水を処理することで、雨水が利用できます。また、この建物がセルフクリーニングできて、なおかつ周囲の空気もきれいにしてくれるのは、二酸化チタンの使用によるものです。この合成物は、光触媒です。それは、二酸化炭素に空気に窒素の酸化物の還元をもたらします。窓のパネルにしようされている二酸化チタンは、光触媒と同じプロパティーと、フリーラジカルのつくりに基づいて、セルフクリーニングするのです。
Via: Cargocollective
