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都市生活者用のグリーンの超高層ビル!

空は無限で、まだ誰も空に触れたことがありません。建築家や都市景観デザイナーは、その考えを真面目に受けとめているように思えます。少なくとも、垂直の緑地がある高層ビルがそれを物語っています。

もしあなたが数十年間にわたって成長し続けているどこかの都市に住んでいるのであれば、緑地が都市の近辺に後退していっていることにお気づきでしょう。生活するにあたり、オフィスや学校、ヘルスセンター、住宅などの多くの建物を必要とします。そのため、公園や庭などの面積が減少し続けています。これは悲しいことですが、避けることはできません。

しかし、建築家とデザイナーが解決策を考え出しました。横に拡張することができないので、縦に拡張したのです。建物が緑地を占領しているので、建物を緑地化したのです。アイデアは単純なように思えますが、実行ができるような設計をすることは容易なことではありません。私たちに有効な設計があります。それは都市の高層建築を環境にやさしい建物にすることです。

Vertical Life

建築家の提案は?

高層ビルの最上階は、裕福な人たちのための高価で広いペントハウスになっています。これは不動産関係者の観点からは有益に見えるかもしれません。しかし、環境的な感覚では、これは生活空間の無駄以外のなにものでもありません。また、この建物が公共的な公園と庭などの緑地を侵略しているのであれば、この無駄は一層高価なものになります。

デザイナーは、その様な場所を公共使用の目的で垂直型の庭にして、緑を育てることを提案しました。緑地という環境の中で、高層住宅の生活はより住みやすいものとなるでしょう。

設計では、建築家は垂直の緑地にして、4つの方法で公共緑地の損失分を補おうとしました:

1. 緑の壁

2. 緑の通路

3. 垂直型農法

4. 地球にやさしいイニシアチブ

それでは、詳細を見ていきましょう。

 

1. 緑の壁

これは古くからある概念で、かつてデザイナーが高層ビルの側面を緑でカバーする方法です。ビルの高さを考えれば、緑の壁は緑地の大きな面積を取り戻すことができます。その上、これらの壁は建物を涼しくする効果もあります。結果的に、エアコンの利用料金を節約することができそうです。

2. 緑の通路

ビルの中央の区画は歩行者用の歩道で囲まれています。そして、デザイナーは歩道に草を主とした周遊できるグリーン・ポッドを提案しました。このポッドにより、公園を歩く感覚を取り戻すことができます。青々とした緑の草中を歩くことは、心を落ち着ける効果があります。

3. 垂直型農法

この設計は、都市人口に供給できるような食用作物に関しても考慮しています。そして、この垂直の緑でビルに垂直型の農場を作ることができます。開床構造エリアで、じゃがいもやレタス、トマト、ベリーなどのような食用作物を育てるために使用することができます。さらにこのようなビルは、動物性蛋白質のニーズを満たすための鶏などを育てる家禽を持つことができます。

4. 地球にやさしいイニシアチブ

あまりにも多くのエネルギーや非再生可能資源を無駄に使用していれば、せっかく緑を育てても何の意味もありません。そのため、デザイナーは、雨水の収穫や自然光の利用、自然な空気による換気をするなど、グリーンテクノロジーをインプリメントすることを提案しました。これによって緑の壁や垂直型農法は自立的に実施することができるでしょう。その上、建物は炭酸ガスの排出量を減少させることができます。

JM Design

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