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紙のリサイクル

紙のリサイクルは何回まで?

毎年の終わりにはクリスマスと新年をお祝いし、皆楽しい時間を過ごしますがそれと同時に贈り物もする機会が増えます。いろいろ派手に飾り付けたりしてパーティーをしますが、結局はゴミが増えてしまうことになるのです。気が付けば回りは段ボールや包装紙だらけなんて具合です。なかにはリサイクルできるものもたくさんあるのですが、では一体何回までリサイクルできるのでしょうか?

何回まで?

紙一枚あたりさいだい5-6回までリサイクルが出来ます。紙を熱して小さくちぎり、リサイクル施設に投入します。このパルプ作りの過程で長い繊維は約20%の確立で細かくされます。これを紙にするのは難しいのですが薄くて破れやすくても構わないような新聞紙などに使われます。セオリーでは紙繊維は5回までしか有効ではありませんがこの細かい状態までもっていけば20回・30回、さらには100回までリサイクルが可能です。

過程の途中で起こること

紙をリサイクルするときは水と混ぜあわて機械を使って大きなブレンダーのようにして粉々にします。こうすることで紙をパルプ状にするのですが、こうなると元の紙とは違います。混ぜ合わせることで紙繊維は短く弱くなるのでリサイクル紙は弱く破れやすいのです。これは紙繊維の状態に関連しているのです。

何回もリサイクルをしていると、繊維は次第に元のクオリティーを失っていきます。紙は乾燥された後水に漬けられると繊維が破壊されて作りが弱くなります。これを防ぐために新しい紙と混ぜ合わせるのですが紙はリサイクルされるたびに色がくすんできます。再生紙が灰色っぽいのはそのためですし透明度も低くなります。

何度もリサイクルされるとその各段階に応じていろいろな製品に変身します。メモ用紙はリサイクル後に元の品質を保っていればまだメモ用紙として使えます。しかしリサイクルが進むにつれてティッシュや牛乳パック、トイレットペーパーに利用されます。箱は同じ箱でも靴の箱やシリアルの箱になります。

それでも段ボールはリサイクルされた後はおよそ40%が海外に輸出されて、特に森林の少ないため国内の製紙需要に追いつかない中国に多くが輸出されます。こうやって中国のためになるということはリサイクルのしがいがあるというものです。

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