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段ボールでできた大聖堂

来年、ニュージーランドのクライストチャーチでこの新しい建築が本格的に始まります。何が特別かというとこの大聖堂はリサイクル段ボールで作られているのです。震災によって大きなダメージを受けた大聖堂を一日も早く立て直して復興のシンボルとしたいところです。

東京をベースにするシゲル・バン建築会社が考案したコンセプトは手に入りやすくリサイクル可能であることから、段ボールに目をつけました。コンクリート製とは異なり地震にも強く、簡単に分解することもできます。総建築費用は$300万ですが、驚くことに同社は無料奉仕をすると提案しています。完成の暁には700人を収容し64個の段ボール素材チューブを集めてA字型に建てられます。建物の寿命はおよそ10年です。

しかし、ちょっとした議論も沸き起こっています。確かに簡単かつ安く教会を建てられるのいいのですが、結局は段ボールも木から取られるのでエコとはいいがたいのではないかということです。利便性を優先させてエコの本質を見失っていないのかというわけです。他の産業が森林を破壊している規模の方がはるかに大きいという意見もありますが、残された限りある資源はできる限り守るように意識することも大事なのではないでしょうか。

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