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継続使用式でエコな住居”プロジェクト・ゼロ”とは

今年のゼロデザイン大会は参加者がエコ建築物が3つつながっていて、それぞれ太陽光を上手に取り入れることでカーボンフットプリントの削減を実現するデザインで競われました。最終結果が発表され、2位になり賞金$10000を獲得したのはダニエル・キムとケイトリン・ランソンの2人の建築学生です。「プロジェクト・ゼロ」と銘打ったこのコンセプトは建築内容から外観に至るまで、ユニットごとの連携と使いやすさを第一に設計されました。

建築内容に関しては、特殊コンクリートCMUが使用され耐久性は34MPAを誇り、住居として重さを支えるには十分な強度です。その他にも各ユニットは軽量・断熱・防火に加えメンテナンスが必要ないといった利点もあります。

しかし、建築内容の他にもビル自体には見た目にもダイナミックなデザインが利用されています。ユニット式に作られた使い勝手の良いデザインもその1つで、家族用ユニットとリビングユニットからなっています。

家族用ユニットはプライバシーを守りつつ一般公開にも対応しており、家族が増えたり減ったりしても素早く対応できます。個々の部屋は仕切られておりプライベートが確保でき、アウトドアスペースでは積極的に交わりが持てるようになっています。各部屋の機構や見た目は近代住宅と深いつながりを持っており、ダイニングや廊下などはまとめて排除されています。

リビングユニットに関してはシンプルかつ必要最低限に抑えた効率性重視のつくりです。使い勝手がとにかく抜群でデザインも熟考されておりセクションごとに分けられて間取りも良く、収納もタップリです。

最後に、建築形態においてはエコ度が最も高くなっています。必要最低限に絞ったデザインは心理的にも見た目的にも室内外を一体化させるはたらきをし、太陽光取り入れと換気の機能に優れカーボンフットプリントの削減に寄与しています。

全体的にはユニットごとが見事なハーモニーで全体として機能するイメージです。継続使用性はもちろん、建築空間における使い安さも重要視されているのです。

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