「様々な性質を持つ繊維状のタワー」のコンセプトは、ソーマと呼ばれている、オーストラリア人の作った建築物を基本としています。 このプロジェクトは都市景観に、自然を擬態した超高層ビルの本質を再定義しています。 これは、デザインが自然と同期するよう工夫されている事を示していて、同時にその住民に快適な生活を提供するようにしています。
タワーの物理的構造は視覚的に素晴らしく、類型的に垂直に伸びる繊維状タワーは分かれて基礎に到達し、その地面に下ろしている脚の間を、人々が散歩できるような構造をしています。 タワーはトータルすると８本の脚を持ち、対角線の梁で繋がれ、安定性と強度を保っています。 屋外スペースと緑地を取り囲んでいるキャノピーは、非階層構造を取っています。 タワーの外側の脚はさらに外側に伸びていて、一般の人が展望台として使えるようにプラットフォームを作っています。
このデザインの特殊性とその価値は二酸化炭素を排出しない事にあります。 自給自足型構造で、再生可能資源を使って自らエネルギーを生成します。 太陽電池パネルは、美術館と展示スペースの屋根に統合されています。 自然光は日中この構造体を覆うので、有効な結晶モジュールが半透明の屋根に設置されていて、それが半透明の太陽電池とぴったり合って、太陽光を浸透させています。 太陽電池システムはタワーの表面に設置されていて、構造体全てが太陽光を吸収するのです。
このタワーのデザインは、革新的建築はその責任において、天然資源をいかに利用可能にするかという一つの例です。 圧電性の茎は運動によってエネルギーを生成し、小さな粒子が群れて浮かんでいるように見えます。 花が開く様子を真似て、人工的に真似た白板が気候状態によって開閉し、訪問客を太陽や風から守ります。
繊維状のタワーは文化的なランドマークとして、展望台としても使われ、また台中市の美術館と公園を表しています。 そのコンセプトは既に信頼性を得ていて、台中市で開かれた台湾国際建築設計コンペでは２位を獲得しています。 『ソーマ』には特にその構造にメッセージは込めておらず、その代わりに人々に想像力を使って、その目的を解釈してもらい体を思っています。
Via: アーキデイリー
