ecofriend.com

We Architecture 社 、ファーラム郊外のための持続可能な都市計画を考案

都市計画の方法は、時間や、土地の景観によって、場所によっても様々です。しかし、ほとんどのコミュニティーに共通しているのは断片化です。 そのような場所は、沢山の開発を経験している一方で、そういった開発は、持続可能な開発や、緑のスペースを押し出すような形で行われています。  このように、私達は緑地や、調和といったコンセプトがない、かつては全く必要でなかった近代的な設備がある世界に、自分達が住んでいることに気づきます。この断片的な景観をふまえ、デンマークの会社であるWe Architecture社は、デンマークの首都のコペンハーゲンから20km程のところに位置する郊外にある、ファーラムという所の都市計画を考えました。

we architecture: farum

ファーラムと名づけられたこのプロジェクトは、40×40メートルのグリッドに基づいた建物の類型を通して、社会をひとつにまとめるという構想があります。 それは、都会の一番いい部分を、郊外の生活スタイルと組み合わせることに焦点を当てたプロジェクトです。スクウェアが広場や商業施設のエリアにあてられる一方で、緑地もグレードアップされます。 こうして物理的に都会と郊外を近くすることで、うまくいけばコミュニティーも、郊外にいい影響を与えるように、一緒になれることでしょう。

歩道は端に沿って木が植えられ、通る人たちに自然の日よけと、涼しい空気を提供してくれます。1つのエリアを分断してしまう普通の通りの代わりに、人々がちょっとした散歩や、交流をすることができるようなスクウェアが建設されます。アパートにも緑地が整備され、住民がリラックスしたり、レクリエーション活動をすることができるようになります。We Architecture社の計画を見ると、木、森やその他、郊外で見られるようなエリアに沢山のスペースが割り当てられていることが分かります。

そのような都市計画の方法は、大規模な開発によってもたらされた“ダメージ”を元に戻そうとしているかのようです。過去、 緊密なコミュニティーや、地域に木々が点在したような時代と違って、今の都市は断片化のただ中に存在しているかのようです。ゆえにコミュニティーが広大な道路やコンクリートのスペースに分断され、ばらばらに生活するようになってしまったのです。

Via: Designboom

Today's Top Articles:

Scroll to Top